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NO1758 「おひさま」の時代(5)

墓参
お墓詣り 13日(土)曇。今日はお盆の墓参り。したたか飲みすぎた。昨日は戦争関連のドラマを二つ観た。「犬の消えた日」は戦時中、犬など動物も供出(軍用犬として又は毛皮用として)や殺戮の対象となったという話である。今に置き換えてどれほどの人が耐えられるか。

 戦争と動物では餌を与えられずに殺された「可哀そうな象」の話や軍馬の話は人々
の涙を誘う話だが、あのくだらない戦争のために犠牲にされたのは人間だけではないということだ。こうした話さえ、美談に仕立て上げる戦争賛美者の心が私には理解できない。  
 
 2話目はイースト・ウッド監督による、渡辺謙主演の「硫黄島からの手紙」。米側からみた日本軍の戦いを描いたものだが、戦史としては公平な内容だったのではないか。日本人が描けば、山本五十六同様、硫黄島守備隊長・栗林忠道中将の英雄物語になっただろう。

よく遊んだ寺の境内
子どもの頃遊んだ境内 英雄物語なら渡辺謙(新潟県出身)は受けなかっただろう。彼は白血病の闘病生活の中で生死を見つめた時に「社会の中にいる自分が見えた。今の日本社会がどうなっていくべきかを考えざるを得なくなったんです」と語っている。この映画にもそれは見えた。

 今夜も終戦記念特別企画として「最後の絆」と題する、沖縄戦をめぐるドキュメンタリーが放映されている。アメリカ兵として召集された兄と沖縄鉄血勤皇隊に所属する弟が沖縄戦で戦うという話だ。こんな残酷な話が実際にあったのである。戦争という名の下で。

「新しい教科書をつくる会」の人々は、あの戦争を「大東亜戦争」(日本が中心となって欧米をアジアから追い出し、大東亜をつくる正義の戦争だという妄想)と記し、毎日ドラマで表現されている民衆の犠牲もそのための美談として祭り上げてしまうのである。

寺の真向かいに神社
寺の真向かいに神社が いい加減で、無能なリーダーを持った国民は不幸になるとの格言の典型があの戦争当時の天皇、政府、軍部と言っていい。私は戦争を憎むとともに、あの戦争をリードし国民の命を守ろうとしなかったリーダーたちを憎む。彼らを賛美する今の人々もだ。

 今日14日はポツダム宣言受諾の日である。「天皇の安泰」確認のために、ずるずると受諾を引き伸ばし、犠牲を拡大し続けて、その確認も取れないまま、万策が尽いての無条件降伏である。受け入れを拒んだ人々はあくまで条件付き受諾と言い張ったが・・・。

 天皇の決断には逆らえなかった。「軍部に利用されただけだった、平和主義者・昭和天皇」は2.26事件の時同様、常に自分で決断し裁可したのである。平和主義者で、国民の命を第一に考える人ならば、もっと早い決断が可能だった。国民は15日正午に知らされた。   

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