ご存じの通りですが、UKの政局がとても混乱していますね。
結局はジョンソン氏が提案した離脱案は議会が否決、これほとんど見えていたのですが、そして今回は12月に総選挙を強く主張するジョンソン氏ですが、ご案内の通り、2/3以上の賛成がないと無理。。。。。
翻って考えますと、メイ首相が何度も離脱案を提案したときに、強硬派のジョンソン氏は反対に周り、議会で賛成多数を得られず、結果としてメイ首相は退陣。
そして満を持して首相の立場を得たジョンソン氏ですが、同じことで苦しんでいるというのはなんとも皮肉な話です。しかも反対に回った同じ保守党議員を除籍処分にまで追い込んで。。。
まだまだ混沌として予断を許さない状況ですが、実にこの背景にあるEUとの確執というか、そもそもイギリス側がもっていると思われるEUに対する感覚、感情といのが問題の根っこなんだろうと思います。
わたしもロンドンに住んでいるときにいろんな記事を観ましたが、まあ玉石混合の情報によりますと、そもそもEU構想の発端というのが40-50年代のドイツで考えられた構想がベースになっている部分があり、EUの前身組織も実質的にはドイツが軸になって推し進めたという。。。。。(違っていたらごめん!)
現在を見てもメルケルさんが引退後も結局は委員長はドイツから出ていますし、現実問題欧州コンチネントで最大の経済国はドイツであることを考えるとそれはまあ当然かとはおもうのですが、7つの海を制覇したかのイギリスからすれば、、一定の複雑な思いはあるというのが根底なのでしょうか。
このあたりは、欧州の歴史認識もあまり深くない私がどうのこうのいうのは適切ではありませんが、アジアでもそうであるように、いまだに歴史的な背景が関係に影響していることはあるでしょうし、もめごとの遠因、原因になるというのもあるのでしょう。
ただ願わくば、世界に蔓延しつつあるような自国優先主義、排他的な雰囲気にはなってほしくないし、これからもUKが多様性を保ちつつ、栄える国であってほしいとUKラブなわたしは願うのであります。
ドイツに行って、むこうのメンバーと一緒に仕事をしていたときは常になんともいえない親近感を感じたし、そしてUK大好きな私。
互いによりよい協調関係という形で幕が下りることを祈っております。
おわり。
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