東京都渋谷区代々木駅前にある東大受験塾「鉄緑会」のビル
東京インターハイスクール(TIHS)の渡辺です。
前回は、筑波大学駒場高校2年からTIHSに編入、1年在籍中は医大受験勉強に集中して、みごと難関私立医大医学科に現役で進学した卒業生についてふれました。同氏は筑駒に中学から入学して高2まで通学していましたが高2から学友たちのライバル意識に嫌気がして、TIHSで「自由に自分の勉強方で医学部を目指す」ことを決意して成功しました。
医学部進学について関心を高めていた際に、某メディアで元東大総長が驚きの発言をされていました。「東大理三(医学部)に入学して卒業する学生の半分は医師にならない」、「研究分野、中には塾などの教育界に進む卒業生も少なくない」とのことでした。その理由としては「東大理三合格がゴールで、医者になる目的や適性を熟慮する機会がなかったのが原因のようだ」、「大学で初めて自分の適性を知る学生も多くいる」とのことです。近年は「東大AO入試制度導入(3年前)を契機に、医学部でも面接を実施して重視する方針に変わってきている」と述べていました。
東大進学塾「鉄緑会」についても知ることができました。やはり東大を頂点に日本の教育界は構成されているようです。しかし世界大学(36位)やアジア大学ランキング(5位)で測ると、日本最高学府の東京大学の実力はかなり低迷しいるようです。
参照:
http://www.koukouseishinbun.jp/articles/-/5638
鉄緑会のホームページから、
鉄緑会は、中高6年一貫校の生徒を対象とした、東京大学受験指導専門塾です。既存のマスプロ化した塾や予備校の画一的な指導方法に疑問を持った東大医学部、法学部の学生・卒業生によって、自ら開発、実践した学習法をもとに理想の教育機関を目指し、1983年に設立されました。以来今日まで30年以上にわたり、東大受験の専門機関として徹底した指導にあたり、毎年極めて高い合格率で多数の東大合格者を輩出してきました。その歴代の鉄緑会卒業生も現在では、医学界、法曹界、官界、学術界と国内外を問わず、幅広く活躍しています。
鉄緑会の鉄は東大医学部の同窓会組織「鉄門倶楽部」の鉄、緑は東大法学部の同窓会組織「緑会」の緑です。文字通り、東大医学部、法学部の学生・卒業生の伝統を基盤としています。講師陣も東大卒の専任講師を中心に、ほぼすべて東大生・東大卒業生の中から厳選されており、有名中高で6年間一貫教育を受け、現役合格した者が主体となっています。