こういうニュースはその日のうちに書くべきなのですが、ついつい遅れてしまい、、、
任天堂、業績予想を下方修正
あと、結果が出てから書くのでは卑怯者以外の何者でもないのですが、任天堂の業績については数ヶ月前から書こう書こうと思っていました。
というのも、随分前に大学院で友達と言い合いをしたから。
株の話をしていた僕ら。
友「任天堂って最高だよ。どのゲームも先進的でおもしろい。前回も素晴らしい決算だったし。買いだね。」
僕「いや、確実に売りだね。Wii / DS以降はいまいちだしGame Stopなど実店舗でもかなりの在庫の山。ゲーム関連ブロガーの間では、今度出る次世代機もあまり期待できないという話だけど」
友「いや、今度出る○○という大作は確実に売り上げが見込めるし、」
僕「そのソフトについては知らないけど、円高とEUの経済の落ち込みは大きなマイナス要因だと思う(当時はまだアメリカがピンチというニュースは流れていなかった)」
友「新興国での売り上げがカバーする」
僕「あまり同社の海外売り上げ比率など詳しくないので申し訳ないが、新興国で任天堂商品って売ってるのかな???」
なぜかここでちょっと熱くなる友達。彼は大の任天堂ファンのアメリカ人。
どうやら財務分析したとのことで、なんだか長々と10分ほどごちゃごちゃと演説開始。確かに理論的には筋は通ってはいましたが、それは過去の数字の分析を越えないものでした。
もちろんプロジェクションまで行うのですが、キャッシュを今後何に有効に使うかまで、外部の人間がわかるはずもなく、また、なによりもゲーム業界の中でも少し立ち位置がユニークなだけになかなか他社の買収も上手く行かないのではという素人意見に、自分達で言っておきながら妙に納得する僕ら二人。
さらに思うのが、3D技術に対するいまいちな盛り上がり方。
巷では3Dテレビ・映画など新しい作品は連発されるのですが、日本ではどうなのか知りませんが、少なくとも僕の周りではあまり好評ではない。映画館でも、わざわざ3Dではないものを選ぶ人も多いですね。
映画好きの友達は、
「あれはストーリーが薄い映画のごまかしに使っているだけだ。本当の映画好きは一日に何本もハシゴするが、あれでは頭が痛くなっていくつも見れない」
と言っていましたが、まぁこの意見には賛否両論あるにせよ、いかがでしょうか。
もっと言うと、時代はオンラインゲーム。Zingaの上場なんか業界の変遷を感じます。
なによりこの一言が決定打だったようで、結局彼も任天堂の買いは見送ることにしたようです。
「だって、地下鉄に座っている誰もがみんなスマートフォンでゲームしてるよ」
数年前は電車に乗ると必ず数人はDSかPSPでゲームをしていたものです。
今ではそのどちらも全く見かけなくなりました。(ニューヨークの話です)
その代わりに皆がいじくっているのがAngry Birdsに代表されるスマートフォンのゲーム。
MBAの生徒が陥りがちな、財務分析だけしてお腹いっぱいになっているケース。
あと、ある会社の製品が大好き過ぎて周りが見えなくなっているケース。
数字を見る前に、街中に出ると一発で分かることってありますよね。あれから半値ぐらいになっているので、彼には飯でもおごってもらいたいものです。
僕はここ数年は一年に一・二回くらいしかゲームをしないもので、もうちょっと最新のゲームにも触れるべきだとは思っているのですがなかなか時間が見つけられず。手っ取り早いのはゲームオタクの友達に見せてもらうことなんですが、、、、
Wiiの後継機はどうなんでしょうかね。あまり良い噂を聞きませんが、やっぱり日本企業ですのでね、がんばって欲しい。いい意味で期待を裏切る製品であるといいなぁと思います。
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