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Tēnā koutou everyone.
今日はマオリ語挨拶で始めてみます
このサイトを見ている方は、もちろん「英語」を求めて
「ニュージーランド」という選択肢にたどり着いているはずですが、
この国には3つの公用語があります。
1、英語
2、マオリ語
3、ニュージーランド手話
です。
小学校から高校までの義務教育の間も、各学校によってその内容と
濃さは全く異なりますが、何らかの形で常にマオリ語と触れ合う生活を
送りながら、この国の人々は育っています。
ちなみにマオリ語はTe Reo Maori(もしくはTe Reo)と言います。
また、ワイタンギ条約での取り決めにより、
マオリの保護者が学校に「我が家の子どもにはマオリ語で授業をしてください」
という申し出があれば、公立学校はそれに応える義務があり、
それに即時対応ができるように、常に準備をしていなくてはいけないのです。
そんな、ニュージーランドの人々の生活に深く関わるマオリ語ですが、
ニュージーランドの全人口のうち、約96.1%の人が英語を話すのに対し、
マオリ語を話す人は約3.7%の148,395人しかいないというのが現状です。
(引用元:https://en.wikipedia.org/wiki/Languages_of_New_Zealand)
そのマオリ語の公用語としての普及を目的とし、
シティ周辺を走るリンクバスの車内アナウンスが、
マオリ語でもされることとなりました。
ただ、それには様々な論争が巻き起こり、
一方では、
「マオリ語を毎日耳にしていれば、自然に覚えられるからいいね!」
「これを機に私もマオリ語を学ぼうと思う」
「音としてマオリ語は美しいと思うから歓迎」
というようなポジティブな意見がありますが、
「マオリ語を話す人口を考えたら税金の無駄使い」
「全く実用性のないもの」
「マオリ語しか理解できない人がシティの通勤圏でバスに
乗るとは思えない」
というネガティブな意見も。
私個人としては、「どちらの意見もすごく理解できる」
というのが正直なところ。
ニュージーランドにきて、思っていたよりも多くのマオリ語が
普通に日常生活に普及していて、現地の人は、自分から話すことはない
にしろ、ベーシックなものに関しては理解できているのを見ていて
「もう少しマオリ語理解したいな」と思う気持ちがあるし、
でも「ここに税金使うなら、もっと必要なところがあるだろうに」
という後者の人々の気持ちがあるのも本当。
実際どんなものなのか、今度久しぶりにリンクバスに乗ってみようと
思います
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