今や平成生まれが世の中を動かしつつありますが、私自身は昭和でございます、もう押しも押されもしない立派なおじさん。あと10年でおじいさんw。
そういう私は昭和が終わる時、一つの区切りというものを感じましたが、今回の平成の終了においてはもう少し成熟した大人としてより感じることが多くがありました。
一つの時代の終わり、天皇制、元号、そして自身の平成時代、、、
人から見たら西欧かぶれとも取られかねない私ですが(笑)、外にいるもの、いたものだからこそ感じることというのもあります。特に日本の良さということについて。
最近知ったのですが、第二次世界大戦の占領統治下に作成された憲法で、元号は廃止するという事態になったらしいですね。一方、のちの総理、佐藤栄作さん(確か)がなんとしても日本の歴史を途絶えさせてはならないという強い思いで元号法を成立させた。
しかし、そういう歴史的背景を知らずとも、令和という新時代を迎えるにあったって、何か気持ちを新たに感じている若者がいるとしたらそれは日本人として受け継いできたDNAのようなもんではないかなと思ったりもします。
天皇という地位の役割が歴史の中で変化していることは事実ですが、1000年以上の長きにわたり、国家としてその一つの形を守り続けてきたことについてはすごいことだと思います。なんせイギリスの王室より歴史は長いわけですから。
かつ、今回の一連の報道を通じ、すごいと思ったことの一つに、陛下が「私利私欲」とは無縁のお立場で長く国と国民のことを考えてこられたことでしょうか。
そもそも、人間社会における厄災というものはおおよそ私利私欲というものが根源。
会社であろうと政治であろうと、時として宗教法人ですら、、地位や権力の誘惑、お金の誘惑、、、、なんだかんだ言って、私利私欲から離れることなどほとんど無理。。。。。
そういう根源的な問題にまみれている世の中において、「私利私欲」のない世界に身をおいているということ自体がものすごいことだと感じたのです。そしてその立場から皆の安寧を願うということが。
宗教において最も厳しい到達点というのは滅私だと思うのですが、そこに至る修行といのは壮絶と聞きます。
私は凡人もいいとこですから、天皇制ということに対して一家言持っているわけでもないし、ある種のポリシーを持っているわけでもないのですが、今回、TVでご退位のお言葉を聴きながら、ある種の非常に荘厳、清廉、そして凛としたものを感じました。個人的に人の話を聞いてこういうことを感じたことはほとんどありませんでした。
これって私だけなのでしょうか。。。。。
新たな時代が良き時代でありますように。
始まりのおわり。
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