またまたご無沙汰でございました!
さ、ズーーっと前にも書きましたが、本日のお題はアフタークリスマス。
というのは、日本のクリスマスと海外のクリスマスの大きな違いについてということです。
まず、クリスマス前のことを書きますと、ロンドンのデパート、そうセルフリッジなんかでは10月に入るとクリスマスツリーのオーナメントのコーナーができます。これって日本では考えられないですよね。
そしてクリスマスイブともなると、早い時間でロンドンの電車、バスが終電となります。そして25日はあのTubeも全線ストップ。これはすごい事実ですよ。JRが全線ストップと同じ意味ですから。
ようは交通機関の従業員もクリスマスを祝うことができるようにということで、誰もこの不便に文句言ったりしません。
日本で元旦は全てストップとしたらどうなりますかね。。。
そして26日はボクシングデー。
これはその昔、貴族の屋敷でクリスマスまで働いてくれた召使いたちに帰省を許し、そして多少のプレゼントをその者たちにあげたということから始まっているとのこと。別の話としては、教会がクリスマス翌日に恵まれない方々に施しをしたという説もあります。
一方、問題のアフタークリスマス、つまり26日以降はクリスマスの雰囲気はどうなるのという話。
日本ではデパートも商業施設も26日の午前中に全てを取り払ってお正月モードへの切り替えとなります。
もし、クリスマスのオーナメントを残してようもんなら「あれ?」と思われます。
ところがどっこいロンドン、いやイギリスでは26日はおろか、元旦になってもまだクリスマスの飾りつけは続きます。
そしてようやく1月6日辺りにツリーをはじめとした飾りつけをバラす感じなのです。
なぜか。
私も疑問に思って、オフィスの仲間に聞いたんですが、彼らの説明では、1月5日か6日かその辺りに、カトリックの祝日があるのです。それは、イエズス様がベツレヘムでお生まれになったのち、東方の3博士が星に導かれて救世主たるイエズス様に会いに言ったという日だそうです。
これが一つのタイミングとなってクリスマス、つまりご生誕をお祝いるすということからイエズス様の公現というフェーズに移行するということでオーナメントはおしまいにするとのこと。
私もロンドンに住んでいて、「え、もう正月も終わったのになんでツリーなんだ。。」とか思ったもんですが、実はそういうことだったんです。
西洋世界とは異なり、正月が最大のイベントである日本は、やっぱりそっちが優先ということなんですね。
ところ変われば習慣変わる。
おわり。
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