今は渋谷区の某所に住んでおります。
海外の出張から帰ってきて、週末にダイニングテーブルに座り、窓から見える小さなテラスの木々、花々を見ていると本当に心落ち着きます。
いよいよ年の瀬という時、慌ただしい時間の中で、ふと落ち着いた時間を見つけ、こうして外を眺めてみると、慌ただしかった今年のみならず、これまで流れてきた月日というものにふと思いを馳せてしまいます。
この家に暮らして約10年、そして気がつけば子供も成人して、、、自分の人生も大きく変わったなと痛感します。
子供から大人に育つ間に住んでいた大阪、転勤で東京に出た時28歳、結婚、そして子供の誕生、幼稚園、小学校、中学校、高校とそして大学。人生の展開は目まぐるしく、そして気がつけば現在は4社目の会社に勤務。
結婚して転居が7回。
そろそろ仕事も生活もスローダウンして、慌ただしさから解放されたいという思いもどこかにはあるものの、これからの人生というものを考えた時、そうもいかないというのが現実であります。
ならば、一瞬でもいいので、こうした静寂の時間をただゆっくりと楽しむことこそ現実的な「ゆとり」の求め方かもしれません。
窓の外ではもうバラたちは葉を落としつつあり、最後の花を一所懸命咲かそうとしているところです。夏の草花が枯れかけている横で、シクラメンがひときわ美しく咲き誇っています。
季節とともにこの小さなテラスも変わっていく。
これから何回の週末をこうしてここで過ごすことができるのだろう、、、、
年が変わり、年号が変わり、新しい時代になり、そして仕事も新たなフェーズに入る来年、またいろんなことが起こるのだろうなと。
しかし、いつも心乱すことなく、欲に走ることなく、うまくいかなくても自分を否定することなく、そして周りの人たちをできる限り大切にしながら、また新たな年を過ごしていきたいなとふと思うのでした。
週末になるとこうして心鎮めてくれる、この小さなテラスと木々に感謝。
こういう時間が持てることを当たり前だと思っちゃダメだよね。
感謝。
また来週から頑張ろう。
仕事に、バドに、そしてバンドに。
おわり。
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