アメリカ史を担当しておりますが、歴史というのは正直一部を除いて人気のない科目です。卒業にあたって、生徒が後回しにする科目No.1かもしれません。そんな歴史を担当しているので、毎週の授業は四苦八苦です。しかも、ウチの生徒は良い意味でも悪い意味でもつまらないことをできないタチで、ずっと黙って話を聞いているということができないタイプのものが多いです。(正直私もそのタチですが)
私は歴史にあたって、2つのテーマを与えています。一つは、将来知らなくて恥ずかしくない程度に歴史やその他雑学の知識をつけること、もう一つは「自分ならどうするか」「その出来事についてどう思うか」考えるきっかけを与えること、です。高校を卒業したのにワシントンやリンカーンって誰?っていう状態は防ぎたいですし、ただ単に知識を入れるのではなく、何かテーマについて考えて何かしらの形(例えば、エッセイやプレゼン)でアウトプットを出せる人間になってほしいと思います。
大学入試改革で記述式の問題が、大学入学共通テストで出ます。私が知る限り、日本史や世界史で何かが変わるということはないです。しかし、歴史でこそ記述式を出してほしいと思います。歴史的なイベントをただ暗記するのではなく、それについてどう思うかを述べることが出来るかを見てもいいのではないでしょうか。(事実ドイツでは似たような問題が出されているとのこと)例えば、西郷どんで征韓論の話があり、その問題いついて政府は2つにわかれましたが、それについてどう思うかを書いてもらうのはいいのではないかと思います。
社会が求めているのは、インプットができる人間というよりもアウトプットができる人間を求めていると思います。何かしらの知識を得て、それを仕事に還元できる人がこれからの社会で役立つ人間だと私は思います。
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