今週は仕事でテキサスにいたんだけど、実にテキサスという南部の州をおとづれたのは初めてでした。
これまでは、州でいうと、カリフォルニア、NY、ニュージャージー、フロリダくらいしか行ったことなくって中部や南部は全く未経験。
「まーすごい田舎なんだろうな」と思っていたのですが、さにあらず!
全米の中で、テキサスというのは実に数少ないGDPが伸びている州なんですね。
おそらく州政府の企業誘致政策なんかが奏功しているのでしょう。
ダラスでいうと、日本企業はあのトヨタを始め、パナソニックやそれに比肩する企業の進出が活発。
レイバーコストはカリフォルニアの6割くらいで生活費は半分切るらしい。
当然、大きな生産施設や物流基地を作るなら、ここということになります。西にも東にもアクセスしやすいので。
で、実はダラスは州都ではないんですね。州都はオースチンなんです。
この二つの街も随分趣が違う。ダラスは工場や物流の一大拠点。飛行機から見てもそういった大きな施設だらけ。
街を歩けば車の半数はピックアップトラックだし、テンガロンハットは普通。それこそいわゆる南部のイメージです。
ところが州都があるオースチンは企業的にはIT系が多く、車もごく普通で比較的高級車も多い。ちょっと良さげなレストランに入ると白人比率が非常に高く、どうも想像していた南部の賑やかなイメージとは違う。
がしかし、音楽に関してはやはり南部。夜も更けて、ビジネスディナーの後、街をうろつくと、目ぬき通りのバーというバー、パブというパブではバンドがライブをやっています。ロック、ブルース、カントリー、もうそれこそ南部の雰囲気があるれています。
Jakeもそのうちの一件にホップインし、普段は飲まないバーボンを片手にブルースを聞いていたんですが、もう最高でした。
音が違うんですよね。どうにも日本ではああいう音は出せないんです。テクニックやエフェクトの問題じゃない、空気が違うのか、なんなんか、わからないけどとにかく、カリフォルニアとも違う、少し乾いてはいるけど、しっとりしたいい塩梅のこれこそブルースって感じのギターの音に包まれて、しばし幸せな時間を過ごしました。
いやー、またまた今回の出張でも痛感しました。
世界にはまだまだ知らないところが多いし、それを知ることは実に楽しい。
やっぱり若い世代にはどんどん世界に出て欲しいとまたまた思いましたね。
国境を越えよ、若者よ!
おわり。
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