ロンドンでバドミントンを始め、そして帰国して良いクラブを見つけてからは、特にここ1年かなり頑張っています。
実は社会人になってからバドミントンを始めるというのは結構ハードルが高いことなのです。なぜかというと、ここ最近でこそ桃田なんかの活躍で随分と盛り上がって、興味を持つ人が多いものの、実際にプレイしている人はほとんど学生時代の経験者なのです。
その理由として、テニスのようにスクールがないというのが大きな要因です。競技人口が多くないのでスクールが成立しないのです。
一方、コミュニティーとかクラブは割とあるのだけど、ほとんどが経験者で構成されているので初心者が参加を申し出ても断られるか、あからさまに迷惑がられるかのどちらかです。
そういう中で私の所属しているクラブは珍しく、初級レベルの人を歓迎してくれるクラブで、というのもオーガナイザーの友人と奥様が初心者から始めたとき、いろんなクラブでやっぱりはじき出され、ならばそういうクラブを作ればいいということでできたクラブなのです。
いつも練習には大体30名くらい集まるのだけど、うち4−5人は向上心のある初級クラスの人です。これは私も含め。
そしてこのクラブは上手な人が大半なので、ほぼ毎月といっていいくらい、区大会に参加します。もちろん個人ベースなのですが。
私は50代でバドミントンを始め、現在54歳。大会なんかというものは程遠いと思っていたのですが、同レベルの人たちが積極的に大会に出るのを見て、そして確実にうまくなって行くのを見て、今年春に大会に出て見ました。
ところが、、、、3月の大会の1ヶ月前に割と集中してやっていた練習のせいか、肉離れ、つまり筋肉の断裂を経験。やく4週間練習禁止ののち、たった一週間の練習で大会に参加し、やはり一勝もできませんでした。
そして次の大会が8月。夏の体育館での練習というのは過酷を極めます。
シャトルに風の影響が出てはダメなので、全てのドアと窓を締め切って行います。
当然に中は外気より高くなります。あとは想像の通り、、、、。
夏は大会が行われる体育館自体も空調がないケースが多いので、しかもそこで朝9時から夕刻まで試合をするのでその状態でも戦える耐性をつけるという意味もあります。
普通の人ならあっという間に熱中症です。
真夏の練習は大体2時間で水を2−3リットル飲みます。しかし家に帰ると体重は減っています。つまり3−4リットルの汗をかくと言うことです。練習中の着替えは当然です。
そう言う練習を春から続け、8月の団体戦に望みましたが、残念ながら私のペアは3試合で0勝でした。
この時は流石にバドをやめようかと思いました。
所詮は大会など経験者の集う、しかも意識の高い人たちが集う場所であり、50歳代から始めた人間が参加する場所じゃない、、、、ネガな発想が支配的になりかけた時、その時のパートナーが雪辱のために9月の大会にペアで出よう、その代わり1ヶ月猛特訓で行こうと提案してくれました。
そして猛暑の8月に徹底的な練習を続け、そして9月。不運は突然やってくるもので、自分が弱いバック奥の練習をしていたとき、突然腰に痛みが、、、、やってしまった。。。
そんなことを言ってもあと3週間。
腰を気遣いながらも練習を続け、とうとう9月23日その日がきました。
1から4つのレベルがあり、Jakeは当然4部。とはいえ、参加してくるのは全員経験者です。
そして試合開始、、、、、
長い一日が終わりました。
結果は4部準優勝。
まさか、夢にも思わなかった結果でした。
当日の朝は、もし今日一勝もできなかったらやっぱりやめようか、、一瞬よぎったのですが振り払って戦いました。
努力さえすれば、センスとか年齢に関係なく、結果は出る。
ただ、人並みはずれた努力と探究心が必要なことは間違いありません。
45歳で始めた英語でも感じたことですが、さらにそれから5年以上を経て始めたバドミントンで同じ経験をしました。
上を目指すこと、それには常に苦労がつきまといます。しかし、報われた時の喜びは他では得られないものがあります。
次は12月の大会に向けて頑張ります。さらに上を目指して。
おわり。
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