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NO1746 「おひさま」の時代(1)

やっと咲いた命の朝顔
やっと咲いた命の朝顔 2日(火)曇り。毎朝、朝ドラの「おひさま」を見るのが日課になっている。ドラマは戦後になり、平穏な日々が続いており、涙を流すこともなくなった。震災でしばらく中断があり、再開されたころは震災のニュースも重なって毎日泣きながら見ていた。

 先日東北支援旅行のバスの車中、あの時代を振り返る陽子役の若尾文子さん(77歳)と同じ年のDさんと戦時中の教育が話題になった。Dさんはあのドラマの中では陽子先生の生徒たちと同じ小学校5,6年生。だから、陽子先生は今80代半ばのはずだとなった。

 それにしてもひどい時代だった。少国民育成という国策にのっとって、天皇の赤子を育てる教育にほとんどの教師は加担させられた。陽子先生も疑問を感じながら、結局は逆らうことは許されなかった。そのことで、敗戦の時、辞職を考えたが夏子先生に止められる。 

可憐さがいい
可憐さがいい 当時、小学生だったD先生に当時の先生像の印象を聞いた。Dさん、「いつの時代も同じだけど、3通りの教師がいたのではないか。積極的にお先棒を担いだ教師たち、陽子先生のように良心の呵責に耐えながらやり過ごした教師たち、少数ながら抵抗した教師たち。

 作家の故・三浦綾子氏はやはり小学校教師で、自分が誰よりも熱心な教師だと自負しながら、そのことが間違った結果をもたらしたことに耐えられず、敗戦後辞職した。私の新採時の同僚となったA先生のように一旦は辞職し、思いを断ち切れず、復職した人もいる。

 ドラマの中で様々な教師像が描かれていたが、何でも言えると思われている今の時代にしても、危険な方向に加担させられているかもしれない。最も大事なことは、自分で情報を集め、その是非を判断し、行動することではないか。今の状況は大丈夫だろうか。

バラは終わったが
バラは終わったが 陽子が夏子先生とともに朝早く出勤し、男性教師のお茶を出す習慣だって、私が教師になった67年から70年代までは続いていた。私は朝会の席で声を張り上げた。「私にお茶を入れてくださった方はどなたか存じませんが(実は知っていた)明日からお断りします」

 私の発言でその悪習は廃止された。戦時中、天皇・皇后の写真(ご真影)を守るためにつくられた日直・宿直制度もまだあった。私も山の学校では経験した。組合はあげてこの廃止運動に取り組み廃止に追い込んだ。(日直は未だに残る。御真影学校だけ市役所にはない)

 女性蔑視の思想は日本だけではない。世界で最初に女性参政権を実現したのは1906年のフィンランドであったことだけでもわかる。しかし、女性の仕事をお茶くみやコピー要員におしこめ、結婚したら早期退職を迫る悪弊を残し続けたのは先進国では日本だけだ。

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