ドタバタの出産後は、入院生活。2泊3日って短い思われますが、個人的には2泊3日で十分でした。
<パナマの出産入院の基本情報>
※ Centro Medico Paitilla病院にて
・ 入院前に部屋の予約手配 & 事前登録が必要。(詳細はこちら)
・ 滞在期間は普通分娩なら2泊3日、帝王切開なら3泊4日が基本。具体的な滞在期間は担当医と相談しながら、自分で決める。母体をもっと休めたい、小児科医と看護婦さんに赤ちゃんのケアや相談をもっとしたい場合に、延長滞在する傾向にあるそうです。
・ 基本は母子同室。夜間は見てもらう事も可能。私は母体の回復を優先したかったので、夕食後には預けるようにしていました。
・ 母乳/混合/粉ミルクにするかは自分の選択制。私は母乳をあげてみて、足りなかったら粉ミルク、にしていました。
・ 預けている間の赤ちゃんの授乳頻度やオムツ交換のレポートなどはなし。最後のミルクの時間/次のミルクの時間を口頭で言われるだけ。
・ スケジュール表などは無く、予定未定で母体&赤ちゃんの各種検査担当がやって来ます。この予定未定の来訪は結構ストレスだった...
・ 小児科医と産婦人科医もそれぞれ1日1回適当な時間にやってきます。この時間に産後の母体回復や過ごし方について、おっぱいケアについて、母乳育児のコツや食事の注意点、混合にする場合の相談、赤ちゃんのへその緒のケアについて、今後の健診予定などなど、なんでも質問するべし。
・ 母乳や沐浴の指導など、子育てについての実習などは全くなし。でも聞けば教えてくれます。退院時には病院であげていた粉ミルクと同じものを購入しておくべし。(退院時に液体ミルクを1箱6本、プレゼントにいただきました)
・ 病院食は他の一般入院患者と同じメニュー。それも栄養もへったくれもない普通の食事。機内食みたいな感じかな。母乳に良い献立、ではないです。基本は食事の持ち込みも可能なので、持参するのもあり。
・ 退院手続きは、産婦人科医の許可書類、小児科医の許可書類、退院当日の赤ちゃんのチェック結果、をもって病院側が事務処理を進めてくれます。それまでは勝手に退院するのはNGです。帰るときは母体は車椅子で、赤ちゃんを抱っこするスタイルで玄関口まで連れてってくれます。
ポイント:
自由なメニューから自分の滞在プランを選ぶ/作るようなイメージ。総合的な予定管理やレポートは無いので、自分で管理する必要あり。わからないこと・聞きたいことは遠慮せずに自分から聞くべし。会話は全部スペイン語なので、google翻訳と気合いでGO!
所感:
WiFi・テレビ・個室トイレ&シャワー、冷蔵庫まである部屋だったので、快適に引きこもり生活を満喫しました。授乳も自室だし、他の人と交流することも無し。でも、想定外の時間にチョコチョコ各種検査担当が来るのが地味なストレスだった私は、2泊3日すら長く感じ、早々に家に帰りたくなっていました。
だってさ、母体の血圧・体温測定をする人、赤ちゃんのおむつ/ミルク手伝いしてくれる人、鎮痛薬くれる人、点滴を確認する人、悪露の具合を確認する人、トイレをお手伝いする人、シャワーのお手伝いをする人、お湯の追加をする人、掃除する人、全部違う人なの。朝夜シフト制なので出会う人数はさらに倍増だし。
ただでさえスペイン語喋る人に遭遇するのにドキドキなのに、こんなに大量だと、慣れるまで心臓にわるかったー。初めて聞く数々の医療用語 in スペイン語に慣れても、時間未定で人が来るのは苦痛だったー。
それでも、看護婦さんもお医者さんも、みんな明るくフレンドリーだし、母乳でも粉ミルクでも混合でも、完全自由選択制で受け止めてくれるし、わからないことは何でも聞けたし、滞在期間中に「不安」はなかったです。
滞在した部屋は私物が多すぎて撮影するタイミングを逃しましたが、以下、入院中に撮った写真:
朝ごはん (まぁ、ふつう)
昼ごはん (まぁ、ふつう?)
夜ごはん (野菜がない...脂っこい...)
2泊3日なのに、他の滞在者もいたことにびっくり。パナマではこんな感じにお祝い飾りをつけます。私のところは皆無だったので、空き部屋と勘違いされて来訪者が入ってきたことも。苦笑
退院時にもらった液体ミルク。日本ではまだ販売されていませんが、これ、おすすめ!アメリカのWebサイトをみると、1箱6本で8ドルくらい。少しお高いですが、飛行機移動とか緊急用にあると便利だなぁと。ちなみにもらった段階で9月の消費期限が記載されていたので、購入から数ヶ月は大丈夫な商品の模様。
以上、パナマの出産〜入院生活でした。
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