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NO1743 核燃料の再処理に断固反対(3)

尾瀬の水芭蕉
尾瀬の水芭蕉 29日(金)大雨。国民の安全を確保するはずの保安院はまさしく不安院だ。07年、中部電力の浜岡原発4号機のプルサーマル導入計画をめぐって、電力側に対して反対一色にならないように工作を依頼したというのだ。言語道断で規制機関にあるまじき行動だ。

 日本が「核燃料サイクル」を国策とする方針を決めたのは1967年の佐藤内閣である。73年のオイルショックもあって、ウランからプルトニウムを取り出して発電することができれば、安全性を抜きに、燃料の安定供給につながる夢の原子炉と宣伝されるようになった。

 河野太郎氏に言わせれば、その後ウラン鉱が各地に発見され価格は下がり、今やプルトニウムを取り出す方がコストが高くなり、核燃サイクルの必要性はなくなったと。しかも、プルトニウムを取り出す高速増殖炉の技術がもんじゅで分かるように破綻している。

桜と水芭蕉
桜と水芭蕉 あわてた経産省がたまり続けるプルトニウムをウランと混ぜて(MOX燃料)普通の原子力で燃やす「プルサーマル」を計画立案した。プルトニウムの毒性が強いため、事故の際の危険の増大が指摘され、各地で反対運動が起きた。柏崎刈羽は住民運動で拒否した。

 現在稼働中のプルサーマル発電は九電の玄海3号、四国の伊方3号、関電の高浜3号機の3基だけである。(いずれも稼働したのは昨年である)福島3号機も昨年稼働したが、今回の事故で廃炉が決まった。これからメルトダウンした3号機からの燃料取出しが大問題だ。

 ウランをかって普通の原発で燃やす方がはるかに安いのに、わざわざ見通しのないもんじゅや六ヶ所村の再処理工場にこだわっているのは、ここまでくれば前号で紹介した核兵器保有の潜在能力を示すという自民党保守派の黒い意図以外には考えにくい。

この木道も東電に頼るなんて・・
この木道も東電に頼るなんて 河野太郎氏のブログによれば「再処理工場にかかる費用は莫大です。再処理工場を計画通りに稼働させるコストは13兆円です。しかもこの数字には疑問符がついています。半年前まではもう少し高かったのです。批判を恐れた関係者が鉛筆をなめて書き換えたとも」

「(六ヶ所村)の工場は当初7000億円と見積もられていたのに、完成してみたら2兆円。つまり約3倍の誤差があったのです。この調子で言ったら39兆円の国民負担になりかねません。しかも、トラブル続きです。ステンレスの溶接部分でひび割れ事故を起こしている」

「本格稼働の前にプルトニウムを使った試運転をやることになっています。(来年の予定)しかし、一度テストを行えば、この工場全体がプルトニウムで汚染されてしまう。やっぱり再処理断念とでもなって、工場を解体しようとすれば兆単位の金がかかります」  

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