Jakeです。
これもずっと書こうとおもって失念してました(笑)。
日本に帰ってきて早1年と5か月が経過。
どうしても以前日本に住んでいたときと同じに戻れないことがいくつかできたのですが、そのひとつが電車のラッシュ。
昔は当然平気だったけど、今はこれがもうダメで、できるだけ早い時間に家を出て、ラッシュを避けるようにしています。
ロンドンではどうだったか。
もちろん、ロンドンでもピカデリーラインなどの基幹路線、あるいはground railでもVictoria Station , Kings Crossなどのメジャー駅着の路線は結構混むのです。特に遅延が常習的だったSouthern Railはいつも新聞で非難され、国会でも議論されたほどひどかった。
しかし、実際問題日本のラッシュと比べると、まあかわいいもんです。
なぜか。
それは文化の違いにあると思われます。
わたしが利用していたピカデリーラインは、当然、Tubeでも基幹路線です。朝も混んでて、2、3本見送ることもよくありました。
しかしこのような場合でも、列車はドア付近は込み合っているものの、列車の中ほどはさほど混んでいません。
つまり、日本のようにアグレッシブというかオフェンシブに空いたドアめがけてラグビーのごとく突進するような人は稀だということです。
当然に日本で特有の「ラッシュ時 押し込み担当駅員」もいません。
なぜか。
そもそも人と肌が密着するような状況をなんともおもわずぐいぐいはいっていくというメンタリリィーがないのです。
ある一定以上に密着しすぎることを嫌うんでしょうね。なので、ホームにひとがたくさんいても比較的皆見送って、もう少しすいている電車がくるのを待つケースが多い。
典型的なのは、フットボールスタジアムでのマッチがはけた後など、数万人の人々がTubeの駅に向かい、長蛇の列ができますが、ホームではやはり無理やり自分をねじ込むように入るひとは多くありません。電車のなかほどはすいています(日本の感覚では、、)
これはおそらく前にも少し触れた、「個人主義」ということに関連するような気がするんですね。
Tubeを含めただいたいの列車では、ベンチシートでも肘掛がついています。
つまり、「ここはわたしのエリア、ここからはあなた」というような識別が明確であるということ。
要は個人としての領域、空間というものを電車の中ですら尊重しているということだとおもうのです。
なので、他人とべったりくっついて、手を放しても鞄が落ちないような状況になるまでおしあいへしあいして電車に入り込むということをしないんだと。
こういう観点でもやはり成熟した文化というものを感じざるを得ません。
たかがラッシュ、されどラッシュ。
わたしは個人主義が発達したのではないけれど、単純にそういうことがいやになっちゃたので早起きしてでもすいている電車にのるという生活に変化しました。
日本のいいとこはずいぶん多いけれど、帰国したのち、これだけは耐えられないということもいくつか発見。
ラッシュの電車にはならないし、残業もほとんどしない。
これが帰国後のわたしのスタイルです。
ま、早朝会社に行ってるから、残業みたいなもんだけど(笑)
おわり。
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