ロンドン在住時には、お陰様でいろんな地域に出張しました。
ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、ポーランド、ギリシャ、ノルウェイ、ベルギー、ロシア、UAE、、、、、、
素晴らしい経験でした。
どこにいっても、そこそこの会社規模で一定のポジションの人たちは英語をしゃべります。
これって努力が不要かといえば、まったくそんなことない。ポーランドで暮らしている限り、べつに英語いらないし、ドイツでもドイツ語さえできれば生活はできます。ましてやギリシャなど。
要は、より良い職業、より良い収入を得るために、みな英語をはじめとした言葉を学び身に着けていくわけです。
それもポジションが上がっていく過程で勉強するので、10代での勉強ではいケースが多々ある。
つまり、多くのエグゼクティブ達は「遅咲き」で英語を身に着けているケースが多々あるんですね。
もちろん、家柄がよくって、学生時代に英国に留学して英語を身に着けたという方々も多くいます。
翻って日本を見ると、いまだに多くのエグゼクティブが通訳を使います。
それでは本当のコミュニケーションができないのはわかっているのにそれに甘んじてします。
会議はしょうがないにしても、ディナーで通訳を入れるのは、正直感心できることではありません。
今や、世界のビジネスシーンで通訳が当たり前だとおもているのは日本くらいではないでしょうか。
なんか、いつごろから日本人のインターナショナルビジネスに対する熱量がこんなにさがっちゃったのかと思います。
明治開国のときも、高度成長のときもがんばってきた日本。
やっぱり、豊かになったらハングリー精神がなくなるのか。
もったいないね、人間には素晴らしいポテンシャルがあって、少しがんばれば第二外国語なんてみについちゃうのに。
もてる能力を開花させないということは本当にもったいないことだと思います。
せっかく備わっているのにね。
とくに若い人たちのポテンシャル、伸びしろはきわめておおきいのだから、2か国語できるくらいはふつうになってほしいね。
いまやアジアの主要国の意欲ある若者たちはそうなりつつあるから。
豊かになって得るものもあれば、失うものもある。
皮肉な現実です。
おわり。
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