昨年から毎日Dmm英会話をやっているのですが、この時期の話題となるとそう、、、Sakura です。
「満開」なんかも表現としては定番ですよね。 be in full bloom 。
あと、日本のスクールタームとの関係で、桜は仲間との別離、新たな出発なんかと不可分なこと。そして何より、その豪華絢爛たる美しさがたった2週間で消えてしまう「儚さ」。
そこでいつも喋る時にぶつかる問題がこの「儚さ」をどう表現するかなんです。
Short-lived, fleeting, ephemeral....どれも近いけど、真ん中じゃない。
この本質的な問題は、鎌倉時代から始まった禅宗、臨済宗の精神、きわめつけは、室町時代の東山文化、そう銀閣寺に代表される侘び寂びの世界かと。調べると、枯山水、茶道、花道、床の間を備えた和室の原型が全てこの時代に生まれてるんですね。
そしてその後の応仁の乱で京都は焦土と化し、さらに無常の色が強くなる。
そのずっと前に、鴨長明が「行く川の流れは、、」と詠んでいることを考えると、その源流ははるか前からあったのでしょう。
その後に桃山や元禄という派手な文化も生まれるけど、この流れは茶道や花道、武士道という文脈で生き続け、そして日本人の「血」となったのではないでしょうか。
なので、short-livedとかemphemeral と言っても何か肝心なコアが欠けてると思うんです。
ただし、以上のようなことを英語で説明するのは相当に難易度が高いし、先方の日本文化の高い知識がないとどうにも会話にならないと思われます。
その言葉の背後にある文化、そういうものがいかに大きいかを痛感する言葉の一つだと感じています
「儚さ」なり。
おわり。
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