ちょっと元気が出てきたので連続で更新。
本日のNew York Times Editor's Choiseにも選ばれた記事。
楽天の三木谷社長の写真がばーんと。
Strong Yen Fuels Rise in Japanese Takeovers - The New York Times
日本人にとっては既出の内容ですが、非常に良くまとまっているため、外国人が日本企業の円高対応を3分でおさらいするにはぴったり。
政治が混乱している中、最近の円高の影響を国内の話に持っていくのはアホくさいので、国外における影響について書いています。
円高だからと悲観的にならずに、「今こそ海外企業を買い叩け」ということ。良い商品が作れず、かつ価格競争力もないならば、いっそ今まで溜めた金で買っちまえ→長期的な成長へつながる。
どうせいつまた円安になるか分からないし、その時外貨を稼げる基盤を作っておかないと痛い目にあう。
米国(外国)企業向けというより、日本企業の経営者に向けて書いている記事かと思ってしまいました。
楽天によるBuy.com買収の話は、僕も同サイトを使って何度か買い物をしたことがあったので、かなり驚きました。
「Japan must reorient its economy toward more value-added industries like services and information technology」
のくだりは誰もが分かっていながら、なかなか重い腰が上がらなかったところですよね。
実際動きはすこーしだけ見えてきていて、NYにおいてこの記事に書かれていない企業・分野で成功している例だと、最近だとユニクロ、無印、数々のラーメン屋でしょうか。
ユニクロは言うまでもなく連日大盛況。客のほとんどはアメリカ人。
ラーメン屋も最近二件立て続けに友達と行って来ましたが、(これは僕には意外なのだが)アメリカ人にも好評のようで満席の店も多い。
サービス業で言えば、最近ミュージシャンが多く進出(!?)してきたのは気のせいでしょうか。
先日Jazz ClubのBlue Noteで開かれた葉加瀬太郎のNYライブに行って来ました。別に熱烈ファンとかではないのですが、一応僕もバイオリンを弾ける人間だし、彼の曲はいくつかバンドでカバーしたこともあったし、
何より100人程度しか入らない小さな会場で$15(1250円。ほら、円高効果)で彼のライブを一時間半も見れてしまうというのはなんともお得だなぁ、と。
そういえば、平井堅もこの数日前にTimes Squareでライブを開いていました。
サービス業の課題はまず言語ですけどね。平井堅のライブの客の大半は現地在住の日本人だったとか。英語でも多少歌ったんでしょうけど、ほとんど日本語の曲でしょう。
歌ではなく楽器演奏が主の葉加瀬太郎の場合はちょっと話が別でしょうか。でも客の大半は日本人だっため、結局MCは途中から日本語に変えてしまいましたが(笑)
あ、「日本のニュースでは、平井堅のライブに来た外国人が"Excellent!"って言ってたよ。米国でも平井堅は人気なんだよ!」
という突っ込みはやめてくださいね。
「日本のテレビ局が、全体の数%にも満たない外国人客をわざわざ捕まえてライブの感想を聞いていた」
のを僕は見ていますので。
貧乏人の僕は常に様々な品物の「最安値」を日々追い続けているのですが、特に電化製品で言えば同製品でも米アマゾンなどこちらのオンラインで買った方が、最近の為替で計算して数十%も安い。
僕からすれば価格ドットコムに記載された値段なんてふざけてますね。
今や電圧プラグは当然のこと、PCなどでは言語なども、かなりの製品は世界対応しているのだから、わざわざ値段が高い日本で買う必要など全く無い。
日本語用にカスタマイズされたキーボードでないとダメな人ってどれだけいます?数時間触れば、誰だって海外用のキーボードに慣れてしまいますよ。
いうことで、節約好きなあなた、ちょっと一年くらい海外で生活してみませんか?
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