花笠踊り
25日(月)晴。ノルウエーで起きた乱射テロは衝撃だった。白人のノルウエー人との一報を聞いて「極右」を連想したが的中した。日本の右翼は天皇主義をバックボーンに持つが、欧米の右翼は「反移民、反イスラム、反異民族」が特徴だ。根っこはナチズムだ。
犯人像がはっきりしてきた。自分は国粋主義者と名乗ったというが、イスラム教徒や異民族だけを狙ったわけでもなく寛容主義を掲げ、移民政策を進める現政権を支持する人々なら誰でもよかったようだ。警察官を装い、参加者を集めて狙いうちしたというから惨い。
事件に対する首相の談話が「暴力への回答は、より強固な民主主義であり、人道主義だ」というのはさすがだ。戦後でっち上げられた下山、三鷹、松川事件などの事件に対し、当時の日本政府は「左翼の仕業」と予断を持って臨み、すべての冤罪事件につながった。全世界の右翼の共通項は手段が暴力であることだ。
さんさ踊り
今回の事件は世界中に台頭しつつある右翼運動の一端で、日本でも起こりうる危険な思想だ。95年頃から始まった「新しい教科書をつくる会」の運動を進めた漫画家・小林よしのりや西部邁等が自民党の安倍晋三、西田、稲田氏を通して若者に与える影響は大きい。
なでしこジャパンの優勝は多くの人々に勇気と感動を与えた。報道の中で日本のスポーツや文化、科学に対する政府の予算の少なさが露わになっている。ここでは数字をあげないが、社会保障、教育等国民生活に関わる予算がOECD諸国に比べて極端に少ない。
それに引き替え、ダントツに高いのが、いまだに公共事業費だ。中国の鉄道事故はとんでもない人災だが、嘲笑うだけでいいとは思わない。日本の政府や企業が人権や生活を第一に考え、労働問題や老人や子供対策を重点に人道政策を推し進めてきたとは思えない。
ホテルから見た風景
なでしこジャパンの日本代表中、プロに所属するのはわずか7名で、ほとんどの選手は小さな会社の事務員や営業をやりながら細々と選手生活を送っている。サポート不足は政府だけではない、企業も直接利益につながらないスポーツや文化活動に熱心ではない。
もちろん、大原美術館の創設をやった大原孫三郎や現在でもセゾングループの代表である堤清二(ペンネーム辻井喬)のような文化政策に強い関心を持っている企業家がいることを知らないではないが、まだまだ経営のおこぼれを恵む意識が圧倒的ではないか。
いつも「金」でなければ意味がないと国威発揚しか言わない石原都知事はなでしこに「感謝している」と言いながら、お金を出すと言ったとのニュースは伝わってこない。日本の大企業は今回の震災でどれほど義捐金を出したのか。マスコミ調べてはランキングでも公表すべきだ。
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