基本的人権か ワガママなのか?
片づけと英語で
あなたの暮らしをレベルアップする
バイリンガルオーガナイザーの
吉川絵美子
です
毎週日曜日に英語の上達のコツや英語表現について
書いています。(昨日のつもりの投稿が遅れました)
今日は 英語のことわざです。
このことわざを ご存知でしょうか?
Beggers can't be choosers
「物乞いに選択の余地なし」
富を分配すべきと訴える活動家に ホームレスが「だったらお前のipadをくれよ」とせがむ風刺画
このことわざには いろんな解釈の仕方があります。
① 誰かが支援の手を差し伸べてくれる時は
受け手は感謝して どんなものでも
ありがたく受け入れるべきだ。
よく海外の小話で出てくるのが
ホームレスに ハンバーガーを買って恵んであげたら
「 ポテトはないのか?」
「 ベジタリアンだから他のものにしてくれ」
「 食べ物よりも 金をくれ!」
など せっかく好意でやったはずのことに
逆に文句や不満を言われたというケース。
(実際によくあるらしいです)
いただいたものは 感謝して 受け取りましょうね。という話。
もう一つの解釈は
② どんなに欲しいものがあっても
自分に選択権がない時は 仕方がない、という意味。
あのニコール・キッドマンがインタビューで
いくら賞を取りたいと言っても
まずは選考委員にノミネートしてもらわないといけないので
このことわざを使う事で
「 ジタバタしても 自分にはどうしようもない 」という気持ちを
表現したことがありました。
自分を Begger の立場で考えるか もしくは 支援者の立場で考えるかで 想像するシーンが変わってくる 不思議なことわざです。
私は このことわざは ①の使われ方は もう古く、今後は ②で使われることが増えると思います。
なぜなら どんな立場の人でも 「選択の権利」があるのが 当たり前な社会であるべきだと思うからです。
ホームレスだから こちらが良かれと思ったものを ありがたく受け取れ!というのは 支援者側の勝手で 傲慢な考えです。
(途上国支援などで よくありますよね)
これは ホームレスに限らず生活保護や 被災者、それに身近な人との関係にも 当てはまると思います。
東日本大震災で 被災地を支援しようと全国から送られてきた段ボールの中に 汚れた衣服や 大量の「ちびた鉛筆」など まったく支援者が喜びそうにないものが たくさん入っていました。
仕分けに奔走していたボランティアは がっかりを通り超え 怒りが沸いてきたとインタビューで話していました。
(苦労して運んだ荷物が ゴミだったなんて・・・・
)
でも 送る側の人は 「助けてやった」 「貢献した」と思っているのでしょうね。
また 日本の過剰なサービスについても 当てはまると思います。
欲しくもないのに 無理やり「お代わり」を盛られたり、
必要もないのに 「オマケ」として 趣味に合わないものを 渡されたり。
お客さんの中には 母親に送り付けられた「不要な服」を
「 センスが合わないし 着たくないけど
せっかく母親が送ってくれたから 捨てられない 」と
悶々としている方がいて かわいそうに・・・と思います。
それも 娘さんのために思って買った服ならまだしも
単に自分が捨てられない昔の古着を送り付けているようなケースも多々見られるのですから ビックリです。
私たちは 「物乞い」ではありません。
たとえ「物乞い」の立場だって 選んでいいんです。
自分が必要なものを 受け取る権利があります。
片づけ(オーガナイズ)は まず 選んでいいと
自分で思う所から スタートです。
Beggers (なんでも受け取る物乞い)は やめて
Choosers (自分の意志で選び取る人)になりましょう![]()
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