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Ikueの今週の英語 Vol. 67 日本の大学の英語教育事情。

こんにちは、Vector講師のIkueです。
第67回目の今回は

日本の大学の英語教育事情。

について話をします。


最近Facebookで、
私の昔の英語学校の同僚が
日本の大学で英語教師の就活をした感想を書いていました。

彼は、カナダ生まれで、カナダの州立大学でも教鞭をとったことのある
経験も豊富な私の元同僚英語講師。

彼が
日本の大学の現状を率直に表現していて
その現状は、
私が英語教師として懸念するほど奇妙なものです。

では簡略(意訳)の訳も交えながら、彼の投稿を紹介しましょう。


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Some things I've noticed during my adventures in university job hunting:
大学への就活の経験の中で、私が気づいたいくつかのこと。

1. Very few universities here have an actual "English Language Program." Most institutions have a handful of part-time staff with their own textbooks, their own syllabi, and absolutely no oversight or communication. 
「英語プログラム」を実際に持っている大学がほとんどない。ほとんどの教育機関は、一握りほどの、それぞれのクラス独自のテキストとシラバスを持ったパートでのスタッフしか雇っていない。そして、(クラスに関して)監視やコミュニケーションがなされてない。


2. Universities that have a clear goal for their students (usually a specific numerical improvement in TOEIC over the course of 4 years) may not have a programmatic way of getting them there. The onus is on the student to reach the goal, and hopefully whatever is taught in class will help get them there. But who knows, because there really isn't any oversight or planning.
生徒のための明確な目標を持った大学は(大抵、4年間の中でTOEICでの特定のスコアの向上を掲げている)、その目標に到達するのに計画的な方法を持ち合わせているとは言えない。目標に到達するための責任は生徒にあり、クラスで学習した何らかのものが、目標到達の後押しをすればいいなと希望している程度。しかし、結果が出るかは未知数、なぜなら、目標達成を監視したり、計画作成のようなものがあまり存在しないから。

3. Technology in the classroom is very hit and miss. Today's interview was at an institution that doesn't even allow computers in the classroom. 
教室でのテクノロジーの活用はいい加減である。今日の面接は、教室にコンピューターを許可さえしていない教育機関でのものだった。

4. Half of my interviews didn't even bring up teaching methodology. Or anything to do with teaching, or class sizes, or desired student outcomes. A couple were more interested in discussing my interest in research (which of course I am, but this is an interview for "two classes on Monday"... not a research position). 
私が受けた面接の半分は、教授法に関しての質問さえないものもあった。また、教授法や、クラスのサイズ、また学生に対して望む学力の成果に関しては何も聞かれなかった。2つの面接では、私の研究分野に関しての話に興味を持ってくれた(もちろん私は、研究に対して興味はある。しかし、今回のは、「月曜日に2クラス」教えるというためだけの面接であって、研究職の求人ではない。)

5. Native speaker teachers are usually consigned to teaching first year courses. 2nd year and higher courses, especially academic writing courses and grammar, are reserved for non-native instructors. This makes absolutely no sense to me. Well it does just because of point #1.
ネイティブの先生たちは、大抵、1年生のコースを教えるように委託されている。2年生やそれよりも上級者のコース、とりわけ大学論文や文法のコースは、ノンネイティブの先生が教えるように指定されている。これは、私にとって全く意味がわからないことだ。まあ、この点は、#1の現状を考えるとわからないでもない(統合的なシラバスがないということ)。



Only one place I interviewed at had all of the following:
私が面接を受けた唯一の学校では次の全てを網羅していた。

1. A structured course progression covering 4 years.
4年間を網羅する組織化されたコース作り。

2. A centrally-selected textbook and shared syllabus based on the course progression.
コースの進度をベースにした総合的に選出したテキストと共有されたシラバス。

3. Policies and procedures regarding creation and distribution of supplementary learning materials.
補足的な学習材料を創作し配分することに関する、規律と手順。

4. A repository for sharing supplementary materials with other teachers.
他の先生たちと補足教材をシャアするための保管場所。

5. At least one team meeting/training per year. 
1年間に最低一回は行われるチームミーティングやトレーニング

6. Ability for teachers to provide feedback/suggestions on the syllabus & teaching materials.
先生たちが、シラバスや教材に関してフィードバックや提案を提供できること

Luckily, that's one of the places I get to work.
幸運にも、そこは、私が勤務できる学校の一つです。



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英語が喋れて当然の時代はもうきてます。

大学は英語を研究する場でもありますが、

グローバルな社会で活躍できる、
実践力を持った人材を輩出するには、
明確なシラバスを持ち合わせて、
プログレッシプな(進歩のある)クラス展開をすることが
重要ではないでしょうか。


日本が世界舞台で、
競争に生き残っていくために
英語と日本語を使って、
自分の意見がはっきりと言える
Discussion能力を鍛えること。

発音を矯正するとか、
日常会話をするとか、
英語が喋れてかっこいい時代は終わりました。

そろそろ目を覚ましましょう!!!!!

目標と意図、認識が変わると結果が変わります。

意識変革して行きましょう。


Thanks for reading! See you next time!

Ikue



 2018 Ikue Ueno. All rights reserved.
内容の無断転載を禁じます。


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