帰国して以来、休日の愛犬との散歩が楽しみになっている。
特に土曜の朝に天気の良い時は格別の楽しみ。
携帯持たず、鳥の声や日の光や緑を楽しみながら、人もほとんどいない住宅地をぶらぶらと愛犬とあることはとても幸せな瞬間。
もう彼女も14歳。人間でいうとそこそこのご年齢なんですね。
彼女が幼かった頃は、東大の近くに住んでいたので、朝なんかは目一杯リードを伸ばしてやるととにかく広場なんかで走り回ってました。からのペットボトルを突っついて走り回ったり、風が吹いたら舞う落ち葉を追っかけ回したり、とにかくその俊敏な動きとエネルギーにいつも感心するほどでした。
あれから約10年。寒い日や、暑い日は散歩にでたがらなくなった。
「おーいどこにいるの?、散歩だよ!」と声をかけてもダイニングのテーブルの下に隠れてたりする(笑)。
外に出てもあの時の歩きっぷりとは全く違い、引っ張ることもなければ、頑固に踏ん張ることもなくなった。
枯葉が風に舞っても追いかけることもない。
家から出るとちょっと足元おぼつかない感じでゆっくり歩き出し、5分、10分経つと、比較的軽快な感じの足取りになる。でも15分超えると、またゆっくりになる。
その姿を見ると「やっぱり年取ったね」と思うけど、一方で若かった頃より愛着を強く感じる。
なので彼女の歩きたいペースで、歩きたい時間、一緒に歩いてあげる。
ちょっと出て嫌だと言ったらすぐ帰る。
なぜなら私の散歩ではなくって彼女の散歩だから。
いつも同じコースなのに文句も言わない。
一方、人間様というのは年をとるのもなかなかむつかしそうだ。
老いているのに人に譲らなかったり、経験を語って口うるさくなったり、世代の価値観の違いを嘆いてみたり、老人同士でイジメあったり。。。
これからますます人は長寿になるということを考えると、「老いる」ということについて目をそらすことなくきちんと受け止めて、経済的なことや、家族との関係、日々の生活なんかについてしっかりと考えていく必要があるんだろうなと思う。
理想は、、、、うちの愛犬のように、穏やかに年を重ねたいものだ。
おわり。
海外赴任時に必要な予防接種や健康診断が可能な全国のクリニックを紹介しております。