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お国柄 ロシア編

さて、お国柄シリーズ第三弾、今回はロシア、モスクワです。

わたしの働いていた業界では、モスコーでもわりと大きなショーが毎年秋に行われていたので、参戦してまいりました。

で、何にも手続きなしで飛行機に乗れません。

まず、ロンドンのロシアのパスポートセンターなるところにいかなきゃいけない。なんせ1回限りの観光ビザですよ。それでも行って、質問に答えて、指紋とられて、そしてパスポートを2週間あずけなきゃいけない。

で、Jakeの場合、その直前に欧州内での出張があったので、翌日にパスポートを返してもらえる特急サービスなるものを利用したら、10万円くらい手数料を払わないといけなくってびっくり。

そして、当日ですが、ふつうにヒースローのセキュリティーチェックのゲートに入ろうと、プリントアウトしておいたEチケットをかざしたら、いきなり赤ランプ。係員から「モスコー行きね、BAの○番カウンターでパスポートチェック受けてちょうだい!」

まじですか、こんなん初めてだわ(汗)。

で、しばらく待っているとカウンターにBAの職員が来て、事前チェックを一人一人やって、それで放免。やっといつもの手荷物検査に滑り込み、搭乗。

おおよそフライトは4時間半くらいでしたかね。ドバイいくより全然近いです。意外。

初めてのモスコー空港に降り立って、パスポートコントロールで並んでいると、頭上のテレビモニターでは戦争のシーンがずーっと流れていてなんか違和感。なんか意味あんのかしら。たまたまかしら。

で、パスポートコントロールでは結構長い質問を受け、軽く動揺。

でも無事通過して、動向しているメンバー(ドイツ人2名、イギリス人1名)と集合して荷物をピックしてちょっと疲れたから空港でお茶飲もうよということになったものの、なんとあの大きな空港にカフェがない(汗)。

しょうがないので、タクシーにのってホテルへ。

空港から1時間くらいでしたが、とにかく渋滞がすごいのと、まー大きな市営住宅のようなものが一体いくつ建っているのか、すごい数。こりゃ人口すごいんでしょう。

でもって、ホテルにチェックインしたら「すみません、規則なのでパスポートは明日までお預かりします」→汗。

これも初体験。

でもルールだし。

そして初めて現地のパートナーさんと落ちあって、街に出たのですが、またまた渋滞。すごい交通量。

で目的のレストランあたりに到着して街をみると、スタバもサブウェイもなんでもある。およそロンドンにあるチェーン店はほとんどあるって感じ。

意外でした。

初のモスコーディナーでしたが、これがうまかった。そりゃパートナーさんが選んでくれるんだからポッシュなレストランに違いないが、ほとんどロンドンと変わらない。

びっくりなことに最初に出てきたのが、お刺身!

お皿に並べられたカルパッチョ。まあびっくりしました。

それからお肉とかそれこそボルシチとか食べたんだけど、全部おいしかった。モスコーいいね、って感じでした。

翌日のレストランもグッド。

で、これっていいとこばっかり連れて行ってもらっているのじゃないかとおもい、ショー会場の横のモールに一人でランチにでかけて、ギャンブル的にイタリアンに入ったら、これもおいしかった。ラッキー。

そういえば、初日のクライアントとのディナーで、うちのパートナーの社長がわたしに、「Jakeさんはロンドンで家族とご一緒ですか?」ときかれ、「いや単身なんですよ、家族は東京です」と答えたところ、「そりゃロンドンでよかった、モスクワに男性単身だとハプニングがおこるからね」と。

その意味は即座に分かった。

これは偏見と思わないでいただきたいのだけど、とにかくモスコーは美しい女性が多いのです。もっとありていに言うと、顔だちはふつうでも、ものすごくスタイルの良い女性が多いので目立つんですね。ホテルのロビーでもやたらそういう人に遭遇。これは偏見ではなく、間違いなく事実だと思われます。

色白、顔が小さい、太ってない、手足が長いのイメージです。

なので、先方社長のコメントはすぐに意味が理解できた。

そしてディナーでは、やっぱりウォッカ。これポーランドと同じ。

そんでもって長いディナーが終わってそれこそもう11時半くらいにホテルに向かうと、それでも超渋滞。

聞くと夜中をすぎないと渋滞は解消しないとか(汗)。

朝起きて、英語版の新聞があったので読んでみると、当時はロシアのシリア内線援助の件で、BBCなどはロシア非難を展開してましたが、モスコーの新聞には真逆のことが書いてありました。やっぱりところ変われば、、、です。

で、数日間の滞在が終わり、帰りの空港でパスポートコントロールを最後に通貨するとき、これがまた長かった。

係員の人が、なぜJakeは日本のパスポートなのに、飛行機のチケットがロンドン行きなのかと聞く。私が、それはロンドンに住んでいるからだと答える。そしてまた同じことを聞かれて、同じことを答える、、、、、、、、、、汗。

必死で英国ビザを見せて説明したんだけど、なかなか腹おちしていただけないようで、、

でもなんとか無事パスして、搭乗タイム。

ラッキーなことにアップグレード獲得。

てなことで、おっかなびっくりのモスコーツアーでしたが、パートナーの方から様々なロシア話、モスクワ話を聞き、食事を楽しみ、ウォッカを飲み、充実した時間が過ぎたのでした。

ただ、ひとつとても面白かったこと、それはビジネスミーティングの際に、現地の方に「基本的なことなのですがモスコーの人口はどのくらいなのでしょう」という質問をさまざまな人に聞いたところ、人によって全く答えが違う。一番少なかったのは、1000万人、一番多かったのは2400万人でした。

おそらくは、モスコーという定義が人によって違うのかもしれませんが、これはなかなかユニークな経験でした。

おわり。

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