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お国柄 その2

ロンドンに住んでいた時、本当に多くの国に出張に行きました。北はオスロ、南はドバイまで。

今日はポーランドについて。

首都であるワルシャワ(英語的にはウォルソーですかね)に行った時のことも今でもありありと覚えています。

東欧州では経済成長を牽引しているポーランド。この10年で様変わりしたと聞きました。

がしかし、まだまだその途上にあって、例えば大学卒業時点の月給で3−5万円くらいとのこと。

なので、やはり手っ取り早くロンドンなどの先進国に移住するケースが非常に多い。

今時のロンドンでは、街ごとにポーリッシュのお店、レストランや食材店があると言っても過言ではないくらいです。

特にロンドンのポピュレーションにおけるポーリッシュの比率は高いようです。

で、ロンドンではブラックスミス、いわゆる建築系というか、窓やドアの建てつけやボイラーの修理とかそういう職業の人でポーリッシュだという人が多いようですね。

このブラックスミスという職業はそもそも蹄鉄屋とか鍛冶屋っていう意味らいしけど、今ではそういうように捉えられています。

それで、ポーランドなんだけど、やっぱり多くの人たちが複数語を喋ります。ポーリッシュに加えて英語、ロシア語、ドイツ語等です。あとはチェック、チェコ語とか色々。

とにかく複数の国と国境を接している場合、あるいは近隣に政治的影響をもつ大国がある場合には人々はネイティブランゲージとその言葉を喋るケースが多い。

で、現地の人たちと話をしていて思ったのが、割と素朴で実直な人が多いということです。

そりゃロンドンと比べたら田舎だから、そういう感じなのかもしれませんね。カナダがまさにそうであるように。

で食事は美味しかったですね。

秋に行った時は、ウサギを食べましたが、これはうまかった。あとはタルタルステーキも名物らしい。美味しかったです。

それから何と言ってもダンプリン、そ餃子。

まさに餃子のような形なんだけど、具材が色々とあって楽しいもんです。

そして食事の時にはウォッカですね。このあたりの国からウォッカが登場します。空港でもたくさん売ってます。

当時はまさにロシアがユークライン(ウクライナ)に実質的に侵攻した時で、多くの難民がお隣のユークラインからポーランドに流れ込んできているということで現地の人は非常に心配していました。

この時代においてもやっぱり地政学的観点というのは非常にナーバスな話で、わたしの知人が心配していたのは、ああいう形でユークラインに実質的に侵攻があったことを考えると、ポーランドも危険なのではないかと。

日本では憲法改正がどうのとか、軍隊を認めるのはどうのとかそういう議論をメディアがやたら声高に伝えていますが、ここでの経験というのはまさにこの現代に起こっている話であって、戦後日本が70数年間もどこからも侵攻を受けず、攻撃も受けず、内戦も経験せず、平和が続いてきたのはレアケースと思うべきであって、それを前提に国や国民の利益や国防ということが論じられるべきなんだと、海外に住んでみて初めて思いました。

特にポーランドという国にはあのアウシュビッツがあります。

他から攻められた惨劇のエビデンスが今も保存されています。

また、旧東の国ですから、わたしと同年代の人ですら、1980年代の前半までは西側への渡航も極度に制限され、かつ食料すら配給であったという経験をしています。

そういう歴史と経験を持つ人たちが、ユークライン侵攻のようなニュースを聞くと、そりゃある一定以上の危機意識を持つというのは理解できますよね。

むしろ今の日本がちょっと平和ボケなような気がしますね。外から日本を眺めれば。

なので、欧州に住む人たちは、まさかの時のリスクヘッジとして、より先進国の大学に子供を行かせることもよくあることだと聞きました。

ま、そんなこんないろんなことを見たり、聞いたりしましたが、今、あちこちが建設ラッシュで経済成長の真っ只中にあるポーランド。

きっと今後はより一層、欧州の中でその存在感を高めていくことだと思います。

おわり。

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