アメリカの大都市ではUberがすごく便利。
しかもとても安い。
しかし、ロンドンでは事情が違います。
なんといってもブラックキャブの運転手さんの力量は世界一と言い切れます。
よく東京では、23区をくまなく覚えている運転手はいませんよ」なんて運転手さん自らおっしゃることが少なくないし、事実カーナビを使います。
しかし、ロンドンのタクシーにはカーナビはないのです。すべて運転手さんの頭の中。
なぜか。それは超難関といわれる試験にあります。Knowledge of Londonと言われる資格試験だそうですが、合格するのに平均で4年程度の勉強を必要とするようです。
なんせ、チャリングクロスを中心に、半径10キロのロンドンのすべてのストリート、建物、駅、公園などを暗記しなければなりません。この範囲にあるストリートの数は2万を超えるそうです。当然、行き止まりなどもすべて暗記の対象。
ただし、乗車者は駅や有名なレストランなどを指定しますから、どこからどういくかというルートの記憶も必須となるようで、受験生はポインティングといって、実際に徒歩、自転車、バイクでルートを探索してメモをとる作業を膨大な数を繰り返すそうです。
そしてこの2万以上のストリートとルートの組み合わせを記憶。試験のひとつには、640の始点と終点がサンプル設定されており、面接でそのうち2つを指定されたら、即座に最短ルートを答えるという内容もあるとのことです。驚異的です。
みなさん、ロンドンにこられた際は、Tubuと同様、ぜひブラックキャブを試しましょう!!
おわり。
海外赴任時に必要な予防接種や健康診断が可能な全国のクリニックを紹介しております。