なんかね、日本人って「もう私なんか年だから、、」とか、「オヤジ」とか「おばさん」とか結構ネガティブワードとして使いますよね。
さも若いことが価値のように。
欧州ではちょっと違うと思いますね。
もちろん、若さが持っている良さというのは誰もがそう思っているのだけど、40台、50台に対する見方は全然違う。
だって、欧州は街も建物もすごく年輪を重ねてて雰囲気があるでしょ。レストランも。
だから、それなりの食事する場所とか、飲む場所なんていうと、一定の「大人」でないとカッコよくないっていうのがコンセンサスなんですよね。
「なんかちょっとあなた方、ここに来るのは少し早くなくって」くらいの勢いです。
それだけ大人の文化が定着しているし、そうなることに一種のポジティブ感があると思います。
40、50、60、それでも全然女性は着飾ります。原色とか当然。夏には肌もバンバン出しますから。そして恋もします。
本来、日本でもそうなんだと思いますよ。だって、20台の若者がいっぱしの鮨屋、天麩羅屋、あるいは休日の昼下がりに蕎麦屋で日本酒を嗜むなんて無理でしょ。できるけど様になるのはちょっと無理。
京都というところは、そういう意味で大人の成熟した社会だと思います。一定の年齢を重ねた人たちが似合う街だから。
もちろん、LAのカジュアルな若者文化は全く否定しないし、それはそれで私は好きです。ていうか大好き。
でも一方で年齢を重ねることをネガティブに捉えがちな今の日本の雰囲気はちょっと違うと思いますね。
年を重ねてこそ似合うこと、わかることがありますからね。
人生、その時がベストですよ。本当。
おわり。
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