「鳥人間コンテスト:普通の生活が必ずしも幸せとは限らない」
親としては、子供には無難な生活を送ってほしいと思います。普通に大学に行って、会社に入って、結婚して、子供もできて…、という生活は刺激がないにしても、安定した生活です。一般的な生徒が通う塾で勤務していた時、そういった生活を送りたいと願う生徒が多く、将来就きたい仕事として「公務員」を挙げられていました。問題は果たしてそういった生活を「我が子」は望んでいるのか?ということです。
8月23日に「第40回鳥人間コンテスト」がテレビで放映されていました。大学生のサークル団体が主に出ている大会なのですが、社会人の団体も参加されています。今回はその社会人団体が1位2位を占めました。それぞれの団体のパイロットの方の鳥人間コンテストへの執念は、他の方よりも間違いなく高いものでした。1位の渡邊悠太さんは、9年前に東京大学チームのパイロットとして出場予定でしたが、予選で脱落。世界有数の工作機械メーカーに入り、一人で飛行機を設計。去年念願の本戦出場で見事3位。そして今年見事前人未到の40キロ飛行を達成しました。また、2位の宮内空野さんは学生時代に鳥人間コンテストに参加してから、その魅力に取りつかれてずっとそのための準備をされてきました。女性と付き合う時間も惜しんで準備していたそうです。今年、学生時代に出した自己最高記録の更新を果たされました。
両者ともに飛行後はとても満たされた顔をされていました。もし彼らが「普通の生活」を送っていたら、ずっとくすぶったまま生活を送っていたかもしれません。「普通の人生」ではなくて「後悔させない人生」を後押しすることが、親が子に行うべきことなのかもしれません。
30キロ以上飛行した宮内 空野さんの晴々とした笑顔
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