私たち人間の遺伝子には38億年分のシナリオが刻まれているといいます。そして、通常活かしているのはそのほんの2%。スイッチをオンにして使われていない部分を開花させると、ものすごいパワーが発揮できる。この「スイッチ・オンの生き方」について書いているのが、筑波大学名誉教授でDNA解明の世界的権威である、村上和雄教授です。
みなさんは眠れる98%を呼び覚ますのは何だと思いますか実は村上教授はお笑いの吉本興行の協力を得て、「笑いと糖尿病」の関係について研究をしています。糖尿病患者に漫才を聞かせたところ、血糖値が平均46mg抑えられ、その時にオンになる遺伝子とオフになる遺伝子を発見したのだそうです。
心と遺伝子、この関係を具体的に知った時、私はピンと来ました。今この学校で学んでいる生徒が、自分の好きなことに打ち込んでいるときに見せてくれるパワーは、まさに、遺伝子がオンなって開花している状態なのだと。そして、その状態の時には、好きなことのためには、多少苦手なことにも前向きに取り組む姿勢が現れるのです。
逆にパワーが出ない時は、楽しくできること、自分のいい遺伝子が呼び覚まされる状態にしばらくどっぷり浸かるといいのだと思います。いい遺伝子がオンになったら、次への一歩が自ずと踏み出されるでしょう。
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