何と言っても明治時代を代表するかたといえば、そう、最初の我が国首相となった伊藤博文さん。
で、そもそもあの方、萩の出身ですからね、そうです、長州です。
山口県の小京都と言われる街ですね。
16歳でかの吉田松陰の門下生となり、1863年、確か明治維新の前の年、国禁であった海外渡航、そうロンドンに行っちゃった。
で、英国で近代国家を動かす制度や仕組みや産業、技術を学んだ。
その結果、文明国と戦うことの無謀さを知ったという。まだまだそのレベルからほど遠いと。
で、ペリー来航、開国、条約交渉の中において、そもそも長州の下級武士だった伊藤は、英語ができるということで重宝され、通訳者として活躍。
通常なら絶対にできない出世の階段を上り始める。
だって、足軽の子だったんですよ。
そして岩倉使節団の一員として参加。
で、アジアで初めての国会、憲法導入の際の中心となっちゃった。
結局は、ドイツの君主制の憲法をベルリン大学の教授に教えをこい、日本で最初の大日本国憲法を作るとともに、初代の首相となっちゃった。
これはすごいことです。
Jakeも庶民の一人として英国に2年おりましたが、そんなもん、英語の素人が憲法を学ぶとか、産業革命の本質と方法を理解するとかを半年やそこらでやり遂げるなんてほとんと不可能。
どんだけの根性なんだ。
で、とにかく足がるの子が、ロンドン渡航を機に、英語ができるということ、そして西欧を知っているということを武器に首相になっちゃったんだから。
やっぱり時代が違えど、海外を知っていること、そして海外の言葉を喋れるってことはすごいことなんだよね。
あれから何年経ったのか。
未だに日本人の90%以上はほとんど英語が喋れない。
何という悲劇か。
そういう悲劇の中だから、是非とも若者たちよ、海を越えて、海外を知り、そして戻って活躍してくれたまえ!!
ロンドン生活事情的 おわり。
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