シールはがしのアイデアは いろいろありました。
自分らしい暮らしづくりをお手伝い、
片づけコンサルタントの吉川絵美子
です。
昨日の記事に 大きな反響をいただきまして
ありがとうございます。
昨日の記事は こちら ⇒ IKEA製品のここが許せない!?
みなさん 実体験として
一度や二度は(いや、もっと?)、苦労されていますよね~
その後、記事のコメント、FBのコメントで
たくさんのシールはがしのアイデアをいただきましたので
まとめておきたいと思います。
①市販のラベルはがし
ホームセンターや文具店、100均でも売っています。
さまざまな形状のものがあります。
液体が小さな瓶に入っているもの、
スプレータイプ、
刷毛でぬるもの
だいたい主原料は 「油(オイル)」で
原料が書かれているものでは
さび止めオイル、潤滑油などとありました。
シンナーのようなものが使われている場合もあるようです。
いずれにせよ この手の製品のネックになるのは
「塗りやすさ」
さらさらの液体で 揮発性が高いものもあるので
液だれしたり、ティッシュにしみこませると そのまま吸収されて
塗れないこともあります。
スプレーは広範囲にはいいですが、
飛び散るし、ピンポイントに狙いにくい。
そこで 塗りやすさでおすすめなのが
ペンタイプや刷毛タイプです。
こちらは 100均のラベルはがし(ダイソー)で
発売元はビッグマン工作所です。
中に液体が入っていて
ペン先が 太いマジックのようになっているので
湿布しやすいです。
アマゾンで好評なのが 刷毛タイプ
ただし 揮発性が高い液体なのか
蓋の開閉が きつくて やりにくいというレビューが多かったです。
先輩オーガナイザーの 吉川圭子さんは
画材屋さんに売っている剥離剤が便利と教えてくださいました。
その驚きの効果や 詳しい商品名などは
吉川圭子さんのブログ記事を見てくださいね。 ⇒ こちら です。
しょっちゅうラベルをはがす方は
画材屋さんに買いに行ってでも 1本持っておく価値はあるかも。
②オイル・シンナーなど
市販のラベルはがしの原料が オイルや
シンナー系ということで、
灯油や ライター用のオイル、
シンナー、ベンジン、ネイル用の除光液などを
そのまま塗りつけても
シールはがしの効果があるようです。
私も テレビ番組で見て
灯油を試してみました。
たしかに シールはとれますが、
ゴシゴシこすって作業している最中や
終わった後の キョーレツな臭いが大変でした。
近くに火の気があると 危険なので
取り扱いに注意が必要ですし
シールが取れたあと、
灯油のぬるぬるを 取るのも大変でした。
ライターオイルも シンナーも
それ自体が かなり臭いのあるものなので
その点は 注意が必要です。
また ベンジンやシンナーは
プラスチック面を溶かすこともあるので
シールが貼られている面の素材に注意してください。
③水・お湯
意外と忘れられているのが 昔ながらの知恵。
水やお湯に しばらくつけておく、という方法。
わたしも以前 瓶のラベルなどで 効果を感じました。
重曹を溶かして 重曹水にしてつけておくと さらに効果があるとも聞き
それも ためしたことがあります。
また 水や シールはがしを塗ったあと、
ラップをして しばらく浸透させるのがコツとも
教えて頂きました。
掃除でも よく使うテクニックですよね!
すぐに はがそうとせず、
じっくり ラベルが剥がれようとするのを
待つ時間も必要ですね。
④ドライヤー
あとは 私も時々使っている ドライヤー作戦。
このIKEA製品も 最初からドライヤーを当てていれば
もっと簡単にとれたのでは?とも思いました。
以前に 他の商品で試したときは
どんなにやっても取れなかったシールが
ドライヤーでしばらく温めただけで
まるで 「紙」のように パラパラと落ちて剥がれたので
感動的でした。
でも モノによっては 熱で余計に接着剤が溶けて変質し、
ベタベタになったものもあったので 要注意です。
また かなり熱くなるので
シールが貼られているものが プラスチックなどの時は
温度に 注意してください。
まとめ
実にいろんな方法があることに感動しました。
しかし 結論からいうと 残念ながら
万能の「シールはがし」は ありません。
掃除と一緒で 万能の洗剤がないように
以下の要素によって 効くもの、効かないもの、が分かれます。
・シールの素材 (紙系か プラ系か)
・接着剤の成分 (油性か水性か)
・シールが貼られているものの面材 (木、ガラス、プラスチックなど)
せっかくシールが剥がれても
下の面が 溶けてしまっては意味がありません。
よく剥がれるという剥離剤でも
シールの表面に 防水加工がしてあると
しみこませにくく、効果が出にくいです。
私も長年 いろんなシールをはがしてきたので
最近は 見ただけで だいたい どの方法が効果的か
分かるようになってきたつもりでしたが、
時々 何をやっても 剥がれにくい
強力ラベルが 存在することは確かです。
一番いいのは
メーカーさんに スムーズに剥がれるシールを
最初から 貼っていただくことだと思いますけどね
値札や 小さい商品のシールに限らず、
「警告」や 「使い方」 「危険」などのシールが
絶対に はがせないような勢いで 接着されていることがあります。
どんな商品も いったん購入されれば
持ち主の自由という面もあると思うので
注意書きや 製造者名などでも
「ほどほどの粘着力」で
くっついていてほしいと思うのでした。
いろいろ教えて下さった皆様、
ありがとうございました