日本では、毎年毎年、4月1日にはダークスーツを着た新人さんたちが一斉に入社式→新人研修→配属という流れでだいたい1か月くらいを過ごすことになりますよね。
入社式というものがきちんとあって、社長なんかが挨拶したりする。
方や英国。
一斉就職、横一線のスタート、新人研修、、、、、、ほとんどみうけられません。
職業につくというのは、新人であろうとなかろうと同じことという概念です。
で、大学卒業生であってすら、働いた経験、しかもその就きたい職業のジャンルでのワークエクスペリエンスがないと会社も採用しません。
新卒ですよ。
仮にパートタイムジョブであっても要は自分が学校で学んできて、将来この職業につきたいと思っていることを実社会で経験したということが重要なんですね。
きわめて実利的にできている社会です。
よって、学生時代のインターンシップなんかはもう普通ですし、大学によっては、最終の3年目に、どこかの企業で実際に学んだジャンルの仕事経験をするというコースを組み込んでいることも普通になりつつあるようです。
うちのオフィスでもインターンなんかあたりまえ。
要は、大学で学ぶことと社会に出ることがひとつのラインで結ばれているのです。
なので、ある会社に合格したけど、どこの部署に配属されるかわからない、みたいなへんてこなことは起こらないわけです。
だって、みんな、ファイナンス、とか、PRとか、人事、とか、マーケティングとか、デザイン、とか、遺伝子工学とか、すべて専門分野のプロフェッショナルになるために勉強して、そして学生時代にワークエクスペリエンスをして、その道で仕事を得る、、、
なので、就職するときには、会社で働くってどういうことかはおおよそわかっているというのがコンセンサス。
そして、入ったら、すぐに貢献しなければなりません。
「あ、すみません、ぼく新人ですので、いろいろと勉強をさせていただいて、いつかお役に立てれるようがんばります!」
→ 「ハイあなた帰ってください」
的な状況ですから、もし日本で勉強して、海外で就職しようと考えている方がいるとしたら、ワークエクスペリエンスと自分は何の分野でエキスパートなのかという専門性がないとはしにもぼうにもかからないということになります。
そもそも、大学に入る前の段階、つまりシックスフォームの時点で4教科くらいに絞り込んで、大学に入るころには専門分野が確定しているという社会ですから、おのずとそうなっていくとのこと。
それにくらべりゃ、日本なんて大学時代は受験勉強したあとの、ご褒美期間みたいなもんだから、これは他の国にいったらえらい違いということになりますね。レストランでバイトして、テニスやって、ときどき授業、、みたいな。。
やっぱりところ変わればすべでが変わる。
日本の常識は世界の常識ではありませんよ、
次回はその手前の大学入試について!
おわり。
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