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Vol. 7 「の」を英語で表してみよう。

こんにちは、Vector講師のIkueです。

第7回目の今回は


「の」を英語で表してみましょう。


日本語の「の」はとっても便利で様々な使い方ができます。



「の」って思い浮かべると、真っ先に英語の "of" や「's」を思い浮かべますが、

はっきり言って、日本語の「の」の方が幅広く用途がたくさんあるので、
日本人は"of" や「's」の範疇の意味に入らないものまでも
この2つで表してしまう傾向があります。


私の英語学習に多大な影響を与えてくれた本の一つに
マークピーターセンの「日本人の英語」っていう本があります。(興味のある方はぜひぜひ読んでみてくださいね。)

この本の中に

「上野動物園のパンダ」

を英語にするとという内容があります。

マークピーターセンはこの答えを3つに分けています。

1. Ueno Zoo’s pandas
2. the pandas of Ueno Zoo
3. Ueno Zoo pandas


この3つの違いを説明できますか?


1. は人称代名詞の所有格で表したものですね。
2. は 前置詞ofを使って表したものですね。
3. は名詞+名詞をつなげたいわゆる複合名詞と呼ばれるものです。



1. は「上野動物園が所有するパンダ」というニュアンスをもっています。
「-の」という所有感がすごくでて、
「私のもの」みたいなイメージがでてきます。
my boyfriend, his bag, her cat...というニュアンスと同じです。

2. 前置詞ofを使って表したものですね。
これは1.と3.に比べて中立の立場にあります。
所有感もないし、アイデンティティのような濃いキャラクターも感じさせない感じです。

3. は名詞+名詞をつなげたいわゆる複合名詞と呼ばれるものです。
複合名詞というのは、名詞を連ねて作ります。
そうすることで、何か「上野動物園のパンダといえばこれ!」というように、
アイデンティーと特殊なキャラクターを持つ感じがします。
大衆に認知されていて、
「あー、あの上野動物園のパンダね!知ってる知ってる!」
とその独特なパンダを具体的にイメージできるようなニュアンスです。




複合名詞で、例えば、
「キャリア」と
「ウーマン」を
それぞれイメージして

それをくっつけると
「キャリアウーマン」となって
キャリアとウーマン単独では表せない、

仕事でバリバリやってる女性をイメージできます。


すごーい!!


しかし複合名詞は、
ある程度大衆に認知されていない限り
使うことができません。

自分の判断で勝手に名詞と名詞をくっるけるとだめなんですね。


複合名詞ができる過程において、
大衆に一つの言葉ですよって認知してもらえるように、
まだ、そこまで認知度が高くないときには、
英語では(-)ダッシュを用いて
単語と単語をくっつけて表します。

例えば、
Eメール

インターネットがこの世に出てきて、Eメールが始まったときには
まず、
electric mail

と書いてました。

そして
e-mail

と書いてそれを一つの単語として読んでねと(-)ダッシュで表現して

そのうち、認知度が高くなると、
(-)ダッシュを抜いて

email

と表現するようになりましたね。
これが複合名詞が生まれていく過程です。


言語は生き物ですから、
使われないものは退化し、捨てられるか、
進化をとげ、
新しい単語が生まれていくというようになってます。
おもしろいですね。


ちなみに、
Eメールが最初でたとき、
私の先輩は
「パソコン通信」って言ってました。
その時、そのコンセプトがよくわからなかったんですが、
今思えばそれはEメールであって、
そんななつかしい時代もありました。(笑)


それから、
もう一つ

「上野動物園のパンダ」を


Pandas at Ueno Zoo


ということもできますね。

これは、前置詞atにより、

上野動物園という場所にいるただの普通のパンダ

って感じでしょうか。

細かいですが、こうやって考えると一つ一つニュアンスがあっておもしろいですね。



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おまけ

アポストロフィーS「’s」の「の」をみてみましょう。

例えば、
Ikue先生の学校はコールハーバーにある。
Ms. Ikue's school is in Coal Harbour.


それから、
私の学校はコールハーバーにある。

初心者の方は時々こういう間違いをします。
I's school is in Coal Harbour.


ちーん


そう、「私の」っていうことで「I's」(笑)
前回のブログでも話をしましたが、「I」は「私は」という意味しかありませんでしたね。
もちろん正しくは My school is in Coal Harbour.


人称代名詞は、きちんと所有格が存在するのでそれを使いましょうね。

my, your, its, her, his, our, their,,,,,


ちなみに、「ーの」にあたるところが複数であれば、
アポストロフィーはsの後ろに置きます。


ーA lot of my friends' boyfriends are magicians. (たくさんの私の友達のボーイフレンドはマジシャンです。)これ知らない生徒さん結構多いです。

もちろん、一人であれば、アポストロフィーはsの前にいれますね。
ーA friend's dad is a police officer. (友達のお父さんは警察官です。)

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今日は「の」について考えました。
普段何気なく使っていますが、
英語と日本語似た感覚だったり、表せる範疇が違ったりと
いろいろ面白いですね。

日々日々、感じる心を育てましょう。


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Thanks for reading! See you next time!

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