こんにちは、Vector講師のIkueです。
第6回目の今回は
なんで英語学習でそもそも5文型を学ぶのか!?
のPart 2 ということでお話しましょう!
前回のブログ
「なんでそもそも5文型!? つれづれなるままPart 1」
でお話したように、日本人は「5文型」と
英語を大きく5種類の文章に分けることによって
理解してきました。
いくつの文型に分けるのか、
そもそも文型に分けて勉強した方がはたして英語がマスターできるのか等々は
賛否両論がありますが、
このパート2では
日本語からの視点で
文のしくみを見て行きましょう!
次の日本語を見てみてください!
私は、昨日、友達と、デパートで、服を、買いました。
I bought clothes with a friend at a department store yesterday.
この日本語を適当に入れ替えます。
1. デパートで、私は、服を、友達と、昨日、買いました。
2. 友達と、服を、昨日、デパートで、私は、買いました。
3. 服を、昨日、私は、デパートで、友達と、買いました。
4. 昨日、服を、デパートで、私は、友達と、買いました。
.
..
...
....
まだまだ組み合わせは可能ですがここで止めておきましょう。
こうして見ると
日本語ってすごく自由じゃないですか?
結論が最後に来るというのだけ一致させて、
語の位置を変えても、
文の意味が、基本変わらないですよね。ふしぎーーーーー
そう日本語って
結論が後ろにくれば
基本、語順をいろいろ動かしていいんです!
語順に関してすごくフレキシブルな言語なんですね。
ではそもそもなんでそんな自由なんででしょう!?
それは
助詞
のおかげ。
そう
いわゆる
「てにをは」
っていうやつです。
日本語という言語は
文章のどこに単語を持ってきても、
「は」とつけた瞬間に
その単語は主語になる。
「を」とつけた瞬間に
その単語は目的語になるんです。
便利ーーーー
だから、
単語の位置関係を変えても、意味関係が変わらない!!!
なので、安心していろんなところに単語を持ってきていいのです。
つまり、英語のSやOにあたるものが(ここでは「私は」と「服を」)
Modifier(おまけ、修飾語)と(ここでは、「昨日」「デパートで」「友達と」)
混ざって混ざって
結論V(ここでは「買いました」)
に向けて単語が羅列してるのが日本語なんです。
こんなに混ざってるのに
混乱しないのは、
「助詞」さんの「助手」のおかげ
と、親父ギャグみたいになっちゃった(笑)
でも、それが真実ですね。
一方、英語は、
日本語にあたる「助詞」なるものが
存在しません。
なので、
主語Sさんはここ、目的語Oさんはここと
Vを中心にして
語順を決めるんです。
普通に言って、Vの右側がSさんで、Vの左側はOさんですね。
逆に場所を変えると文章の意味が変わってしまうんです。
I LOVE YOU. (訳:私は あなたを 愛してる。)
YOU LOVE "I". (訳:あなたは 私を 愛してる。)
愛する人が変わってしまいましたね。
それに対して日本語は、
私は あなたを 愛してる。
あなたを 私は 愛してる。
ニュアンスは変わるけれども、誰が誰を愛してるのかの重要な部分は変わらないですね。
英語にはこのように単語の意味関係を表す助詞が存在しないので、
日本語にあたる「助詞」を含む形で
人称代名詞を形作ります。
「I」を「私」と思ってる学生さんはたくさんいますが、
「I」には「私は」という意味しかありません。*
また、「him」には「彼」という意味はなく
「彼を」や「彼に」という意味しかないんですね。
*(私の、Vol. 1 Be動詞を感じてみよう。も参考にしてね!)
そこにしっかりと気づいたときに
英語っていうのは語順が制限された言語である
というのが見えてきて、
文型を学ぶ有効性が理解できるでしょう。
そして、
文章の中で一番大事なのはVの結論です。
Vが文章の構造を決定するんです。
Vさんが
私、第1文型をとるわ、
私、第3文型をとるわ、
私、第1文型と第3文型とるわ、
私、3、4、5おっけいよ。
私、1と2でよろしく。
私、1から5まで全部とれるわよ。。。
とピッキーな方から、オールマイティな方
までおられるんですね。
文型の構造がいったん決まると
後は好きなだけおまけ情報Modifier『M』をくっつけていいのが英語。
『M』は割と自由に動かせます。(この場合、Mは M1. with a friend M2. at a department store M3. yesterday.
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