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1時間早い「フリをして過ごす」サマータイムが終わる頃・・・

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カナダは、夏のあいだとても日が長く、7月は朝4時すぎに日が昇り、夜8時半過ぎまで暗くなりません。
対して冬は、朝8時ごろにやっと明るくなり、夕方4時ごろには暗くなります。
この日照時間の差を生かして、カナダでは3月から10月の間、みんなが時計を1時間ずらします。
これがDST (Daylight Saving Time、デイライトセービングタイム) 、日本語で「サマータイム」と呼ばれるもの。

「時計をずらす」?どういうこと?いまいちぴんときませんよね。
DSTシステムを採用している州では、3月の第2日曜日の夜、みんな寝る前に時計を1時間進めます。
たとえば夜10時だったら、時計を11時にして、寝ます。


次の日朝7時に起きたいなら、その進めた時計がさす7時(もともとは6時)に起きます。
そうやって夏のあいだみーんなで、1時間進んだ時計が正しいフリをして生活するんです。
なんか、すごいでしょ?
でもこれで、みんなが1時間早く起き1時間早く寝ることになるので、早くから昇るお日さまを有効に使えて、夜の電気使用量も抑えられます。
そして11月の第1日曜日の夜、寝る前にみんないっせいに時計を1時間遅めます。

時計が11時だったら10時に。これでDST終了、本来の時刻に戻るわけです。

毎年DSTが近づくと、ニュースやラジオなどでアナウンスがありますが、
なぜか毎年、1時間早く出勤したり遅刻したりする人がいるのも、カナダの風物詩的な?光景です。
今週末の日曜日、みなさん夜に忘れず時計を1時間遅めてくださいね。

もう1つは、DSTが終わり本格的な冬がくる前に知っておきたい、「SAD」。
バンクーバーには、日本の秋のような「夏と冬のあいだの季節」がほとんどなく、夏からあっという間に冬になります。また冬はあまり寒くならない代わりに、雨やくもりでうす暗い日が続きます。


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↑午前中なのにこんなに暗い…10月くもりの日。雨が降ったらもっと暗い!

夏から急激に日照時間がへるため、
SAD (Seasonal Affective Disorder、季節性情動障害) に悩まされる人が少なくありません。
これはSeasonal depression (季節性うつ) とも呼ばれ、簡単に言うと、日光が足りなくてゆううつになる病気。
それが病気?と思うかもしれませんが、お日さま不足を甘くみてはいけません。
日光は、よい睡眠のために必要なホルモンの分泌など、私たちの健康に深く関わっています。
日本でも、東北地方など雪深く冬が長い地域に、SADはよくみられます。

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↑カナダで一般的に売られている、SAD予防用のランプ。

冬のあいだ、晴れた日はできるだけお外に出て日光に当たりましょう。また、
・好きなことなのにやる気がしない (Losing interest in activities you usually enjoy)
・安眠できない、または、ひたすら寝てしまう (Having problems with sleeping or oversleeping)
・体重が急にへった、またはふえた (experiencing rapid weight loss or gain)
など、「いつもの自分と違う」症状が続いたら、気軽にお医者さんや薬剤師さんに相談してください。
読書や編み物、お料理など家のなかでできる趣味を見つけて、バンクーバーの冬を楽しみましょうね!

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カナダジャーナル留学カウンセラー、英語チューターが、バンクーバーオフィスから最新カナダ情報を発信

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