さ、ちょっと酔ってきたわけでして、ひさしぶりにつぶやいてみたいと思います。
ベッキーとゲスの件以来でしょうか。
今日のテーマは国際感覚。
国際感覚を身につけるとか、グローバル化に乗り遅れないということを耳にしますよね。それってなんでしょう。国際感覚、グローバル感覚って何?
私の身近である欧州というのは本当に隣の国どうしが国境を接して2つとか3つとか、ときとして4つとかあるわけですから、おのずとマルチカルチャー、マルチリンガルの人が多いわけです。だって、親、祖父母までさかのぼると複数の国になるケースなんて普通ですから。
そういう地域の人々は少なくとも2つか3つの言語をしゃべるし、複数の文化を理解しています。とくにビジネスに従事している人は、ある程度のポジションになると、英語+複数というのが結構標準であったりするのです。
がしかし、間違っても地球を理解しているわけでも、150か国を理解しているわけでもありません。
なので、国際感化というものの定義を世界中をよく知っているということとしたら、欧州のビジネスマンとてそれを持っている人はほとんどいないと思います。がしかし、複数の国のことを理解している、知っているということであれば、国際感覚をもっている人は多いと思います。
すくなくとも自国と関係が強い複数国ということであれば、国際感覚をもっている人は大変多いでしょう。
一方、よく日本であるのが、「国際感覚って大事じゃん、ブラックフライデーなんてアメリカではあたりまえだから、日本でないのはおかしいよね!」みたいな議論、、、、、これは国際感覚とはほど遠い、、、単に田舎者感覚、、、
むしろ、欧州の国々では、自国のアイデンティティー、ドイツらしさ、フランスらしさ、イギリスらしさというものを大切にしようという感覚のほうが強いように思えます。
そりゃ、商業主義はどこでもあるので、商売になるとおもいきや、いろんなものを輸入しようとしますよ、でもそれはあくまで商売上手としての話。
東京に出てきた若者が、「自分の故郷にも渋谷がないのはおかしい!」なんて思わないですよね。
だって違うんだから。
それと同じこと。
てなことで、欧州の人たちとビジネスをしているときに感じること、、
・すくなくとも、自分の国の常識は他の国の常識ではないということを自覚している。
・ビジネスマンならば、だいたい違う国の支店どうしとのやりとりがあたりまえで、英語は最低できないと話にならない。
・自分がビジネスで接する可能性のある国の人たちのことや文化、特に本社のある国のことは理解しようと努力する。本社の国の言葉はすくなくとも勉強する。でないとポジションアップはありえない。
・一方、自分の国にはその国の良さがあるし、別に無理に他の国の文化を持ち込んで定着させなければならないなんて思ってない。
・がしかし、自国の景気が極端に悪くなったり、政治崩壊が起こる可能性は常にあるので、子供の教育、自分のビジネスも含めて、常にリスクヘッジ、つまり他国に移住できるようなノウハウを身に着けようとする。
・ビジネスマンなら、自分の会社が支店を持っている国々、あるいは自分の部下がいる国々の情勢はつねに気にかけている。
・国境がある以上、常にリスクはあるわけで、自分や家族、自国の安全ということに関してとても敏感。間違っても、「平和が大切だから、軍隊も警察も必要ない!隣人を信じよう!」なんて言わないよね。
・自国のことはとても愛しているし、国旗や国歌を愛していない人はとても少ないと思われる。
私としては、「グローバル」って言葉は常に嘘くさい感じがするのですが、国際感覚、つまり自国と利害関係が強い国についての理解、交流、ネットワークをもっているということはとても大切だと思います。すくなくともビジネスマンには。
若者たち、半年でも1年でもいいから、海外にでるのだ!!!
日本を否定するのではなくって、違う文化があるということを生活を通してしるのだ!
そして国際感覚を身に着けよう!グローバルとちゃうで!!!!!!
出張なんかでは、死んでもわからんぞ!!!!!!!!
おわり。
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