Jakeです!
今日も小話系を一発いきましょう。
テーマは、「田舎」。
日本では、「あそこってどんな感じのとこ?」「すっごい田舎」
という会話の「田舎」というのはだいたい「何もない」とかを意味して決してポジティブな表現ではないことが多いですよね。
「ご出身はどちらですか?」「いやいやすごい田舎ですよ」とかもそうですね。どっちかいうと謙遜で低めに出しているってかんじでしょ。
ところが、、、、、イギリスではちょっと事情が違うんですね。当ブログはロンドン生活事情なんだけど、今回はもうちょっと幅広にイギリスとしちゃいましょう。たぬきちさんほどワイドじゃないけど、、、。
さて、イギリスでは、お金もち、事業で大成功した人など、こぞって田舎に広大な土地を買い求めて移住するケースが多いのです。
これは田舎に対するあこがれがあって、「いつかは田舎に、、」ていうのがお金もちの意識にあるんですね。
ひとつは、エヴァーグリーンがブリティッシュにとっての永遠のメンタリティーであるのもありますが、もうひとつ、重要なことは歴史的事実。
その昔、現在のUK4国や海外も含めて戦争が多かった時代、王様や女王様は、戦功のあった家臣に、土地を与えたわけですが、いまでいう県とか郡とか市とかいう単位で与えたわけですね。そして称号。大昔の日本と同じですね。
そうしますと、それを目指してみんながんばっちゃうし、そしてとうとうご褒美をいただいた日には、田舎で多くの雇人に囲まれて、豊かな暮らしができたわけです。
しかも、前回お話したように、称号もいただいて、とうとうUpperの仲間入り!!
これだけはお金では買えないから、、、、。
こういう「貴族」の特権が今でも多くのお金もちたちを魅了してやまないのがイギリス。Upperというのは人口の約4%、きちんとした血筋に裏付けられていて、かつ直系の男子がひきつげる権利。
がしかし、業や仕事で大成功をおさめたら、疑似upperのごとく、田舎に広大な土地を買って、人を雇って悠々自適というのがいまでもイギリスの上流社会の中では息づいているんですね。
日本だったら絶対に大都市の中心に大きめの家を買うというのがお金もちの常識ですが、イギリスでは大金持ちの田舎暮らしこそが憧れなのです。
ところ買われば常識変わる。
ということでイギリス小話でした!
おわり。
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