地下鉄10号線は、試運転の状態が最近まで続いていた、まだ新しい路線。その停車駅に「上海図書館駅」があって、ホーム上の達筆な文字にとてつもなく惹かれていた私。 今日は曇り時々雨の微妙な天気で、こういうときこそ図書館、ということで、図書カードを作りに足を運んでみた。 駅を出るとすぐ目に入る建物が図書館。なかなか立派な作りで、比較的新しく、中もきれい。セキュリティチェックを受けて、レセプションへ。 外国人でも、パスポートがあれば(コピーでも可)、カードが作れる。端末に必要情報を入力して、英語で手続きが可能。 カードはいくつかタイプがあって、無料のものもあるのだけれど、目当ての日本語書籍も含め全部の館を閲覧できるカードは25元で、これを選択。外国書籍も借りる場合は、デポジットがなんと1000元(1.3万円くらい)。このくらい設定しないと本が戻ってこないんだろうなー。 庭には、真面目な2文字が。なんとなく中国っぽい。 有料コーナーだけあって、外国語書籍のある4Fは比較的すいていて、まじめに勉強している人が多い。日本の新聞はちょっと古いけれど種類は充実(日経は前日分まで、その他の新聞は10日前くらいまで、なぜか赤旗まであり)。 雑誌は、化学とか教育とかやたら専門的なものが多く、日本でも見たことないものが多い。一応、「日経トレンディ」「ブレーン」などは数か月前のものならあり。 書籍も、小説系は少なくて、専門的なものが多い。中国の政治・思想に関係したものは、日本から荷物発送する際に没収されると聞いていたけれど、ここにはかなりイデオロギーなどに深入りしてそうな気配の本もたくさんあり。 全体的に、若干不可思議な本のセレクト。日本の活字によっぽど飢えないと読まなそうな本が多かったかな(笑)。とても静かなので、学生らしく勉強するのにはよいかも。 そして、午後は、大学の中国語コースの入学式。新入生が大集合して、大講堂で実施。儀式を重んじる中国らしい感じ。 中国語で偉い方が一言しゃべると、それを英語・日本語・韓国語の順番に通訳担当が訳していくので、普通の演説の4倍、時間がかかって、なかなかに退屈。大学の伝統や歴史の話、学生としての心構え(真面目に勉強しましょう、ルールを守りましょう、など)と続き、中学の朝礼のよう。 周りを見渡すと、アジア人ばかりかと思ったのに、欧米人が半分くらい。漢字に親しみがない人向けのクラスは分かれているので、実際のクラスには欧米人はほとんどいなそうだけれど。若いギャルも多かったけれど、私と同じような駐在奥様らしき人、会社派遣で来ていそうな人、定年退職してから学びに来ていそうな人もぱらぱらと。国籍や年齢に関係なく、一緒に学べる機会はありがたい。 来週の月曜からいよいよ授業。朝8時半スタート。。 そういえば、今日9月10日は中国では、「老師節」といって、学校の先生に感謝する日、らしい。 「この日は孔子の誕生日で、文化大革命の際、教育が荒廃してしまったことへの反省と教師の地位向上を目指して設置された。生徒からカードや花などを手渡し、日ごろの感謝の意を表す。」 百度のトップページにも↑のように教師アイコンが。
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