最初に、イギリス、そして国際都市ロンドンがいかにrelaxsingかという点について、「緑」の多さから。
以前にも書きましたが、イギリスの一人当たりの公園面積は日本の11倍。
そして、驚くべきことに、ロンドン市内の40%が公園、ガーデンを含む「緑」なのです。こんなことって考えられないでしょ。日本だったらすぐに商業施設をぶったてちゃいますよね。これが現代でも維持されている。世界にまれにみる先進国際都市です。
次に経済と仕事環境。
日本はGDPで世界第三位、それは事実。しかし、多くの人は誤解しているようですが、一人あたりのGDPではベスト20にも入らないのです。
一人あたりGDPではイギリスはなんと日本の1.3倍以上なんですね。
しかし、一方、会社では残業を強いることはNGですし、年間28日+バンクホリデー5日は最低限の権利として休むことを法的に決められているのです。だいたい夏に2週間、クリスマスに2週間、これがスタンダードなイギリス人のホリデー感覚です。
日々、会社では就業時間になったらほとんどの人はとっとと帰っちゃうわけです。なんて素晴らしいワークライフバランスでしょう。
そもそも欧州圏というのは社会主義的基盤が強いので、労働者の権利が日本やアメリカよりはるかに強いというのが特徴です。しかし、だからといって生産性が低いかというとNO!
これってすばらしいでしょ、日本より働く時間はずーと少ないのに、一人当たりの生産性が高いのですよ。
そういう意味では、欧州というのは本当に成熟した社会だと思います。世界の中心だったローマ、世界を支配したスペイン、七つの海を支配したイギリス、そういう歴史的背景から、一体どういう社会が良いのかという一つの答えにより早く至っているのではないかと感じるのです。
そりゃ、モアベターな答えもあるのでしょうが。
一度、イギリスで学ぶ、働くという経験をすることは人生にとってとても素晴らしいことだと思いますよ。
ぜひ。
おわり。
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