笑顔のタイの子どもたち
18日(土)曇。日本の芸能人やアスリートたちは諸外国の人々に比べ、政治や社会に無関心ではないかとずっと思ってきた。しかし、今回の大震災は彼らの心に火をつけたようである。いろんな人たちが現地に駆け付け、社会との関わりに目覚め活動を始めている。
原発問題も同様で、今度は鎌田慧、瀬戸内寂聴、坂本龍一、澤地久江、辻井喬(西武セゾングループ代表だった堤清二のペンネームだ)等の人たちが呼びかけ人となって、「さよなら原発、1000万人アクション」というプログラムを立ち上げ、署名を集め始めた。
http://www.peace-forum.com/no_nukes/から入ると、個人署名もできる。私はダウンロードして家族分の署名を集め送った。呼び掛け文に目標として、新規原発の中止、既存原発の計画的廃止、もんじゅ、再処理工場(六ヶ所村)の廃棄を掲げている。大賛成だ。
笑顔のタイの子どもたち
賛同者には大江健三郎、山田洋次、大谷昭宏、湯川れい子氏など多彩な顔触れで、9.19には5万人集会を東京は明治公園で予定している。できれば参加したい。私たちにできる方法はいまはこれしかない。日本に国民投票の権利がないおかしさにも気付いた人は多い。
シンガポールで唯一の日本人歌手として活躍中の教え子のSachiyoさんからメールが入り、被災地を応援する歌を作りCD化したとの連絡。こちらも音楽ライターやギタリストが呼びかけ人となって、Song for Hopeを立ち上げ、50人近いアーチストが結集した。
男の子も
それぞれの歌を200円でダウンロードできるようにしてあり、その収益金を被災地に届けようという素晴らしい活動。彼女の歌はSong of Lifeでhttp://youtu.be/BozzDFSIQVs でも無料で見ることはできる。英語と中国語の字幕入り。私は購入し、ダウンロードした。
読者の皆さんにもご協力いただけるとありがたいのですが。ネット社会がこうした支援を可能にしたともいえるわけで、脱原発運動もネットワークを張り巡らし、大きなうねりにしたいものである。原発推進を叫ぶ人たちもまた同じことを考えていよう。
福島原発の現状はまだまだ予断を許さない。1~3号機の汚染水の問題が解決し、メルトダウンした燃料を除去するという最大の難関が待っている。東北はこれから梅雨入りする。1日500トンづつ増え続けるという。汚染水の処理に失敗すれば大変な事態になる。
一方で海江田経産相はやけに原発の再稼働に熱心で、早々に安全宣言をやって、これから立地自治体を説得する行脚をするのだという。異常だ。これに対し、橋下大阪府知事は「福島の収拾も付けられない今の段階でいう話ではない。大臣は原発周辺に住め」と。
海外赴任時に必要な予防接種や健康診断が可能な全国のクリニックを紹介しております。