日本では、ランチや飲みのネタとして「いやーイギリスも大変だよねー」みたいな話でてますよね。きっと。そりゃそうです。
では、リアルなロンドンの状況をレポート。これこそ「ロンドン生活事情」なのです!
ロンドンは国際都市。メトロポリス。どこの会社でも、市民権をもっていなくって働いている人達は多数です。子供のころに移民してきた。学生の頃に。働きだして、、、結婚して、、様々です。
しかし、今日といいう日は多くの市民権を有していない移住者が暗い、そして不安な気持ちに包まれています。「離脱後、果たして自分はこの国にいれるのか、、」
一体全体、ロンドンだけでどれだけの数の人が同じ気持ちで今日を過ごしたのか。膨大な数です。皆早朝からtellyで速報を見ていたので、真っ赤な目。
移行期間は2年。無論、協定への加入等によってフリーイミグレーションが引き続き確保される可能性もあります。ただ、そうならない可能性もある。×の場合、長年住んでいる人達はきっと市民権の申請をするでしょうが、時の政府の方針でどれだけが受理されるのかは全く見えない。
長年住んでいない人はワーキングビザ。これもまた時の政府の風向きや全体での申請数によって、受理の可能性は全くわからない。
今までこの国とロンドン、そしてうちでいえば、この会社に貢献してきた人たちが不安な気持になっていることは本当につらいことです。
今までも書きましたが、ロンドン、イギリスの素敵なところは、様々な肌の色、考え方、習慣の人を受け入れて、認めて、ひとつの組織、会社、地域、都市、国として発展してきていることです。それこそが今の日本にかけていると思われること。
だって、難しいでしょ、「違う」ことを認めるって。私は正直、この国に住んで初めて気づいたんだから。52歳で。
だから、この多様性を受け入れる魅力あるロンドンを、イギリスを閉じないでほしいと心から思うのです。将来に向かって頑張っている人達が希望を失うような、報われないような道を断じて選ばないでほしい。
すくなくとも私の仲間たちは、本当に素晴らしい人たちですよ。ビジネスを通して国に貢献しているはずです。
今日のニュースでは、スコットランドが再度離脱の是非を問うというニュースもあります。どんどん、分裂して閉じて行くことが全体の利益に資するとはビジネスマンの立場からも、そうでない立場からもとても思えないのです。
次の英国のリーダーになるのは誰かわかりませんが、そういう不安を抱える人たちが、もういちど、元気いっぱいで働けるように、環境整備をしてくれないでしょうか。
わたしは、イギリスがとか、国際関係がとか大それたことは言いません。うちの頑張っている仲間が報われるようなそういう社会を維持してほしいと願うだけです。
日本からの移民の一人より。
(英語で書くべきか?)
おわり。
海外赴任時に必要な予防接種や健康診断が可能な全国のクリニックを紹介しております。