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”清潔さ”の感覚が。。。これでいいの?

写真は、つい先週末、Victoria 駅に隣接するカフェ(ロンドンではもっとも有名なチェーンのひとつ)での一コマ。

私の横のテーブルにいた客が席を立ちましたが、紙コップもサンドイッチの包装もほったらかし、、、これはよくある光景です。

そして、その客のものかどうかは不明ですが、テーブルの上はこぼした砂糖が目立っています。

しばらくすると、店員が来て、紙コップやゴミを持ち去ったのはいいですが、テーブルは拭かないまんま放置、、、。写真では微妙なのですが、パッとみたら結構な量がこぼれているわけです。

で、わたしもこちらには慣れておりますので、「どうしてだ!!」的な感情もなく、「しょうがないね、、」ってな感じで眺めていたわけです。

おそらく日本なら、去りゆく店員にむかって「すみません!」のひとことがありえますが、ここではさにあらず。

さて、その清潔感なのですが、本当に違うんです。日本に出張したり旅行したイギリスの知り合いがいつもいうのは、「電車や公共の施設が驚くほど清潔だった!」というものです。逆もまた真なりです。

例えば、地下鉄。やはり清潔度では日本の電車には全く及びません。それでもわたしの感覚ではパリの地下鉄より全然まし。(ごめんパリに住んでる人、、、)

そして、地下鉄ではみんな平気で床に荷物を置きます。そもそも、家の中も土足でかつ平気で床にものを置くわけですからその辺の感覚が違うわけです。

そしてもうひとつは、移民の多い国で、色んなエリアから人が集まってきているわけですから、「清潔」の定義が人によって違ったりするかもです。

うちのフラットでもそう。結構多くの人がポイポイそのあたりにゴミを捨てる。最初はちょっと気分悪かったのですが、あるとき隣人にそれを聞くと、「あ、でも週1回掃除にくるでしょ、アウトサイドも。ゴミはあの人たちの役割だよ。我々が拾わなくっても。」

とか言われてびっくり。でもこれブログ用の作り話じゃないんです、、、、。リアルライフなんです。

以上を見ると、「やっぱ日本はいいよね、ピッカピカで!」みたいな論調に聞こえるかもしれませんが、私の個人的感覚は、、、ちょっと違います。

移民を極力受け入れないで、人口が縮小し、老齢化著しい日本と、積極的に移民を受け入れ、戦後最高の人口と経済の好調を維持するアメリカやイギリス、ドイツとどちらがいいのか、、、なんてテーブルの砂糖を見ながらふと大きなことを考えてしまったりします。

今の私の眼には、日本と比べたら、公共の場の清潔さでは劣るかもしれないけど、世界中から人が集まってきて活気あるこの国はとても魅力的に見えます。

おわり。

IMG_1822.jpg

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