昨年初めてロンドンでの生活をスタートした時のこと。たった1週間でイギリス生活の洗礼をうけました。
赴任早々だったので、まず日本でいうところのイークリーマンション、(ロンドンですからウイークリーフラットでしょうか)にて生活をスタート。
まず、タオルの交換は3日目に来るとマニュアルに明記してあったわけですが、4日たっても来ない、5日たっても来ない。デスクに電話したら、「明日の朝には必ず」と言われ、安心してたらまた来ない、そんなことを3回以上繰り返し、結局1週間以上放置。
次に、生活が始まって4日目には、仕事で疲れて部屋に帰ると、水が出ない!そう、断水です。速攻デスクに電話したら、「状況がわからないので、すぐに確認して電話します。30分以内に。」1時間たっても電話がないので、再度確認したら、また同じ答え。それを3回繰り返してもダメ。とうとう3時間以上経過。最後は、「この地域が全てダメなので、無理ですね」という返事。
しょうがないので、外にふらりと出て、歩いていると、すぐ近所にスポーツクラブがあるのを発見!「あれ?」と思い、ちらっと覗いて、「すみません、この地域断水らしいですけどシャワー出てますか?」と聞いたらちょっと不審がられつつも「全然問題ないよ」の答え。
これが2回目の洗礼。
5日目には、帰宅してリフト(エレベーター)に乗ってドアが閉まり、、、動かない、、、、開けるを押しても開かない、、、緊急のボタンを押し続けても誰も返事しない、、、、もう真っ青。しばらくドアをたたき続けたら、30分くらいで外から住民がドアをこじ開けてくれて生還。
速攻デスクに電話したら、「それは重大なので、必ず今日中に修理します」と返事。お風呂あがって、ちょっと疑わしいと思い見に行ったら、修理どころか別の住民がわたしと同じはめになっており、救出。結局エレベーターは4日間壊れたまま。
これが3回目の洗礼でした。
しかし、一番の衝撃は、このフラットはひどすぎると思って、会社でその話をしたところ、誰も驚かないことでした。「あーよくありますよね」とか、「ようこそロンドンへ!」みたいな反応がかえってきたわけです。
あー、日本と本当に違うんだ、日本のサービスは当たり前ではないんだと現地に飛び込んで1週間以内に経験。
その後もインターネットのセットアップや宅配便で3度くらい泣かされましたが、要は日本のサービスレベルだけが特殊であるということがよくわかりました。他の欧州地域に住む知人と話をしても大なり小なり似たような反応だったんですね。
皆、「しょうがないよね」っていう感覚がどこかにあって、ちょっとしたことでは騒いだりしないということもよくわかりました。
私も今では、少々のことでは驚かない免疫強化体質を無事身につけて、ハッピーロンドンライフが進行しています。
交通機関もふくめてそういうトラブルはいまだにちょくちょくありますが、それでもなお、イギリス、ロンドンでの生活はそれを上回る魅力にあふれているのです!!
全然平気なのだ!
おわり。
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