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メディアについてあれこれ

今期はオンラインビジネスの授業を取っているのだが、新聞社の凋落など既存大手メディアについてクラスメートと議論なったので改めて僕の意見をここで。

と下書きを書いていたら、下の記事を発見。これを読んでもらうと、自分の書く量が半分で済むので良いかなと。


「マスコミはばかだ」と亀井氏



この人は人望は全くないが、「生粋の政治家」であることは間違いない。10回のうち1回くらい、ドキっとするくらい強いメッセージを発することがある。

この人がもし政治家以外の職業に就いていたとしたら、間違いなく窓際族で一生過ごしていたと思う。適職。



もうかれこれ二年くらい前になるが、ある時を境に特定のニュース番組だけを見るのは一切止めにし、RSSなどを使い世界各国のメディア、オピニオンリーダー、ブロガーの意見を集めることにした。

勝手に少量の情報をフィルタリングし放送するニュース番組自体にもはやどれだけ価値があるかどうかという問題はおいておくとして、

それ以上に、特定のメディアからのみ情報を得ていると一方向の意見に頭を支配されてしまうというのが怖くなったからだ。


亀井氏は同記事で、

「良識な論説員もいるが、その声が紙面に反映されていない。愚民政治がマスコミの中で行われている」

と述べている。

どんな組織でもあるように各社内において”小さな政治”があり、時に権力の下で一定の尖った意見が潰されたりするのだろう。

当然だがマスコミだってほとんどは民間企業なのだから株主の意向を反映した記事を書き、利益を求めないといけない。

(政治の例を挙げるとして) もし「このメディアはどちら寄り」というような"色"が無く、右左にぶれまくった記事ばかり掲載していたら、狙っているターゲット層に売れないのだから、どうしても意見が偏るのは当たり前である。

だが、一般人である我々がその"一民間企業の都合"に合わせる必要など全く無い。


もちろん彼らの長年培った情報収集能力は非常に信頼性のおけるものである。それぞれの考察だって相当信頼のおけるものである。しかし、それをただ鵜呑みにするだけでなく自分の頭で再度検証しないと、

ようは「いつも"特定の誰か"の受け売り ・ 言いなり」になってしまう。

とはいっても、難解な事象(例えば政治や経済等)などの中には一般人にはほとんど理解できないものも多い。実際、ノーベル経済学賞を受賞したクルーグマン教授の意見であっても常に賛否両論であり、本当に正しい答えがない場合も多い。

だからこそなおさら様々な視点で語っている複数の専門家の意見を聞き、それを元に「自分にとって正しい、または自分にとって有益だ」と思うものを選択するようにした方が良いと思うのである。

自分で意見を取捨選択する機会を与えられなければ、物事をしっかり考えることもできず視野が狭くなってしまう。

現実の例で言えば、主要格付け機関(民間企業)を信じ切っていたがためにリーマンショックで手痛い被害を受けた世界中の投資家達がいい例だ。

リーマンショック前に、銀行で各企業に格付けを付与する部署で仕事をしていたのだが、S&Pなど各社主要格付け機関のレーティングは「ほどんどどれも似たようなものであり」、かつ「誰もが正しいと信じて疑わない格付け」として絶対的な指標であった。今振り返れば、なぜ世界中の投資家があんなに一民間企業の意見を信じ切っていたのだろうか。はなはだ疑問である。


話は戻るが、問題の根源はメディアのせいというより、メディアの意見を正しいと思い込んでしまっている我々の方にあるのかもしれない。

何度も言うが、所詮、一民間企業である。



本当は日本のマスコミ各社に多様性があり、それだけで様々な比較ができるならば良いのだが、残念ながら日本の新聞は各社横並び一線でほとんど同じ内容しか書かれていない。

日本のメディアは長年かけてしっかりと顧客を囲い込んできたので、おかげでアメリカなど先進国で見られるような「購読者の顕著な落ち込み」が見られにくいが、だからと言っていつまでも国民を一方向に導くのは止めてもらいたい。

もっとまともな方向で多様性が広がれば、「週刊○○」とかいう、"でっちあげで多様性を無理やり作り出しているメディア(というか本当の嘘も多いのだが)"をチェックする時間など人には無くなるだろう。


ならば、ということで海外メディアに目を向けてみるのも楽しい。

正直、各国において現地のニュースは現地のメディアが一番詳細で理解しやすいとは思うが、時に海外メディアに目を向けてみると、思いもしないような意見が得られることがあり、非常に新鮮に感じられることがある。 

例えばギリシャの経済についてはギリシャの現地新聞が一番詳細である可能性が高いとは思われるが、日経新聞・WSJ・Financial Timesの同経済に対する論説はおそらくそれぞれ相当異なった視点で書かれていると思われる。

今やGoogleには世界主要国の新聞・メディアが同時に閲覧できるサービスがあるし、タガログ語やスワヒリ語など日本人のほとんどの人が読めないと思われる言語で書かれたメディアであっても、完璧ではないにしろ、相当優秀な翻訳サービスが無料で使え、内容の大部分は理解することが可能である。



最後におかしな方向に話が向かうが(こういう話は学校ではできないので)、

テレビでいえば、めざましテレビのアナウンサーがかわい過ぎるのはとても納得だし僕も日本にいる頃は随分と彼女達に癒されてきたものだが、世界に目を向けてみるとこれでもかってくらいセクシーで美しいアナウンサーがうじゃうじゃいる。

そんなのも今ならネットで簡単に見ることができる。動機はいやらしいが、それで世界のニュースを閲覧し自分の視野が広がるならばいいじゃないか。


また、そこでぶつかる言語の壁だが、GoogleTVなどネットTVの登場と共に言語切り替え機能のようなものが搭載されるということはあるのだろうか。

ドイツ語で放送されているニュースを、(人間の吹き替え通訳を使わず、タイムラグなしで)日本語で同時に聞けるといった感じ。

Googleの音声認識サービスは日々使っているが、英語だけでなく日本語もかなり正確で、すぐに声を文字に変換できる。実際に最新のAndroid携帯はこの機能でメールが書ける(というかしゃべれる?)。携帯のタイプが世界一早い(と思われる)日本の女子高生も真っ青の技術である。

さらには、その変換した文字を(電子音だが)すぐに読み上げてくれるサービスはもう数年前から存在する。

ということは、もう少し改良されたら上記のようなことは近い将来十分可能ということだろうか。
 
3Dテレビなんて脳に悪そうなものはどうでもいいから、早くそういうものを作ってもらいたいものである。


[今日の映画]

これはやば過ぎる。鳥肌が立った。

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出演:マイケル・ジャクソン
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント(2010-01-27)


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ブログ紹介

八方ふさがり

http://blog.livedoor.jp/ike_chan_/

05年よりNew York在住。 現地銀行勤務を経て、09年よりMBA取得に向け大学院にて奮闘中。

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