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NO1695 原発は危険なもの(56)

上海料理の定番
上海料理の定番 9日(木)晴。昨日は退職教員の年一回の総会(23名)で懐かしい先輩方のお顔を拝見してきた。司会を頼まれ、何とか役目を果たした。その後の懇親会の話題はA先生の死と原発問題。歴戦錬磨の多彩な顔触れだが原発については僭越ながら私が解説者だった。

 ソフトバンクの孫社長ではないが、今回の事故までほとんど無知だった。この3カ月私も必死に学んだ。学べば学ぶほど、「捨て場のないゴミを生産する危険なエネルギー」という結論にならざるを得ない。英国の保険会社が日本では無理だとして拒否したほどに。

 1979年のスリーマイル島原発事故の後、アメリカの原発産業は大きく変わったという。以後、今日まで新設された原発はゼロ。それをオバマ大統領は転換しようとしている。今でも半径16キロ内の住民には「緊急事態の手引き」が配布され、避難経路も徹底している。

南京大学で歓迎を受ける
南京大学で歓迎を受ける しかし、先月巨大竜巻が300人以上の命を奪い、アラバマ州ブラウンズフェリー原発を襲った。原発はどうなったのか、送電線300か所以上が破損、3基の原発が自動停止。幸い、非常用のデイーゼル発電機が作動し、事故は回避された。フクシマと合わせ議論が沸騰。

 フクシマとの違いはタービン建屋のパイプにはM6の揺れを吸収する装置が付いている。(今回の日本に地震に耐えたかどうか)フクシマの事故でアメリカで議論になっているのは使用済み燃料の保管方法だという。プールに保管する危険が浮き彫りになったからだ。

 アメリカでは5年間プールで冷やした後、キャスクと呼ばれる巨大な容器に放射性物質を封印、100年以上保存可能だという。80年代から始まったが今なおこの容器による貯蔵は14%にすぎないと。さらにこのキャスクを最終的にどうするかは未定なのだ。

西安・楊貴妃像
西安・楊貴妃像 米国の専門家はどんな努力をしても「100%安全はない」と。原発とはそういうものなのだ。加えて日本では信用ならないのが保安院、安全委員会と経産省の癒着だ。今回の事故の拡大させたのだ。先月この50年間に電力会社への天下りが68人だったと発表された。

 天下り役員を通じて安全チェックを甘くし、電力の自由化や発送分離などの政策阻止に動き、独占企業体の仕組みを維持し続けてきたのだ。社長や顧問,監事等の職で年収1000円を超える報酬を手にしている。お手盛り旅行や宴会つきは常識になっている。

 地方自治体との関係も同様で経産省だけでも700を超える公益法人を傘下に置き、補助金や天下り先の確保に躍起になっているのだ。天下りや企業献金の根絶は民主党の公約ではなかったか。全号機の安全点検さえせずに、浜岡停止に文句をいう始末だ。

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