おはようございます。
津梁貿易の金城です。
今月はアフリカマーケットについてのセミナーなどをどんどん行っていこうと考えていますので、
その準備でアタフタしています。
私のような人でも通用するのがアフリカマーケットですので、
どんどん日本人にチャレンジしてほしいですね。
さて、本日は「瞞天過海」の応用編です。
瞞天過海についての説明は前回してありますので、こちらをご覧ください。
勝戦計:瞞天過海
それでは、当社がアフリカマーケットで実際に行っていることを2つほどご紹介します。
①新商品をアフリカに持っていく場合
この場合はマーケティングの常套手段として使われているので、そこまで目新しさはないかもしれません。
当社が新商品をアフリカに持っていく場合、事前に広告を大量に打ちます。
この際の広告はとても重要で、商品の売れ行きにとても大きく関わってきます。
新商品を中国(日本・インド)で仕入れた際に、その商品が出港して、
アフリカに届くまでの間に広告を大量に打ちます。
商品が出港してから、現地に到着するまで約1ヶ月~2ヶ月かかります。
その間に広告を打つのです。
商品が到着してからではありません。
ここで重要なのは、刷り込みです。
例えば、新商品をAとすると、
「○○と言えばA」
と、現地の人の頭の中に刷り込むのです。
ここがうまくいけば、商品到着後の広告はほとんど必要ありません。
当社は実際にそうやっていくつもの商品をアフリカマーケットに運んできました。
まさに、日常的に見せられているモノは疑わないのです。
②マーケットのシェアを切り崩されている場合
この場合は、もしかするとアフリカでしか使えないかもしれません。
マーケットのシェアがどんどん相手(他社)に切り崩されているとき、
あえてそのマーケットを壊してしまうのです。
マーケットのシェアを奪われていくと、ほとんどの人はシェアの回復に向けて努力します。
しかし、切り崩しにかかっている相手は私たちのそういった努力も考えた上で行動している場合がほとんどなのです。
どんなにシェア回復の努力をしたところで、それが実を結ぶことは難しいでしょう。
それならば、そのマーケットが壊れた後の作戦を考えるべきなのです。
そして作戦が整った後に、そのマーケットをあえて壊します。
そうすると、壊れたマーケットから新しいマーケットができ、
そのマーケットの主導権を自分が握ることに成功するのです。
日常的に見えている、「現在のマーケット」にこだわるのではなく、
その中にある「見えないマーケット」にシフトしていくのが上策でしょう。
この作戦を何度か実行し、成功させると意外な結果ももたらしてくれます。
それは、「自分たちのマーケットで勝負しようとしてくる会社がいなくなる」
という点です。
上にも書いたとおり、この作戦はアフリカならではかも知れませんが、
かなり効果的な作戦だと実感しています。
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