早朝から公園に集う中国人
5日(日)曇。辞めろといい、辞めると言ったら、今度は辞める人間と話はしたくないと。自民、公明に加えて民主党内からも何が何でも管さんを引きずり下ろしたいと。彼らの頭の中には口では国難と言いながら、実はその気はなく、復興利権がうごめいているだけ。
管さんがこれほど人徳のない人だとは思わなかった。本当に情けない絶望的な政治状況である。このどさくさにまぎれて官僚組織が原発の見直しにブレーキをかけ、箱物復興へと路線を引いてしまうことが怖い。地域ごとに住民、市民が立ち上がる必要がある。
毎日新聞に載る被災状況は昨日現在で死者15355人、行方不明者8281人、避難者9万8916人。行方不明者の数が一向に減らない。あのがれきの下に眠っているかもしれない。それをブルドーザーで一気に片付けるわけにはいかないだろう。見えない被害は放射能だ。
トランプに興じる老婦人
今もなお、放射能物質は原発から垂れ流されており、細かい数字は明らかになっていないが、農産物、魚介類、水田や畑、校庭の汚染、雨の度に増え続ける汚染水、あと3日で溢れ出る危険も言われている。毎日決死の覚悟で作業に当たっている人たちの作業着。
原発敷地内にあるがれき等全てがそのまま捨てることができない放射性廃棄物である。昨日のしんぶん赤旗日曜版は「核ゴミ列島」の特集を組み、たまる一方の使用済み核燃料の実態を取り上げてくれた。全国の原発のプールに貯蔵されている本数と満杯までの年数。
それによると、使用済み核燃料は平均70~72本の核燃料棒を一つの燃料集合体に束ね、冷却用プールに保管されているのだが、集合体数は全国で59000体(1万3530トン)でアメリカ、カナダに次ぐ世界第3位。柏崎・刈羽には13160体(日本1位)後3年で満杯。
太極拳は真剣そのもの
2位は今回事故のあった福島第一で11329体で後2年で満杯になるところだった。核発電所で3年ほど冷やされた後、本来なら六ヶ所村の再処理施設に運ばれることになっているのだが、17年2兆円もかけて建設をしている施設がトラブル続きで本格稼働していない。
時々テレビに映し出されるが、校庭の表土除去、しかし除去した表土も捨て場がなく、校庭の隅にシートをかけて保管してある状況。校庭が汚染されているということは子供たちの通学路や遊ぶ公園、自宅の庭だって危ないことになる。自宅の芝を剥がした住民も。
完全冷温停止状態になるまでのめどすら立っていない。こんな状況下に至っても、政府は「世界最高水準の原子力安全を目指す」等とたわごとを言い、マスコミも国民のかなりの割合の人たちが「やむなし」とする感覚。私には到底理解することは不能である。
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