バンクーバーの英語学校、Vector International Academy。
数ある看板コースのなかでも、通訳翻訳コースは、
あらゆる場面で通用するハイレベルなコミュニケーション力、プレゼンテーション力を習得できることで定評のある、一番人気のコースです。
実践力重視のコースとあって、日々の課題やプレゼンテーションの数もなかなかのものですが、
受講生はみな、2ヶ月という短い学習時間で驚くほどの上達を見せてくれます。
そんな通訳翻訳コースの名物(?)イベントのひとつに、
“Filming Day”があります。
これは、グループでひとつテーマを決め、ビデオクリップを撮影するというもの。
設定、役柄、セリフ、衣装や小道具に至るまで、全て自分たちで準備・計画します。
当たり前ですが、セリフは全て英語で、カンペもなし!
演技力が要求されるのはもちろんのこと、
カメラワークや間の取り方なども細かく調整して、
本物のドラマ撮影さながらのクオリティで臨むんです。
“Filming Day”当日の朝、
それぞれの役に合った衣装を身につけ、
女子はお化粧が普段の4割増、男子は髪のセットが4割増で登場。
頭のなかはセリフでいっぱい、でも美しく映りたいという気持ちは忘れません。
発声練習で体を温めたあとは、自分のキャラクターになりきるべく精神統一して、
いざ、撮影開始!
他の州より一足先に春が訪れたバンクーバー、
今回は学校の外に飛び出して、屋外でのfilmingです。
海岸沿い、一般の通行人が絶えず行きかうなかでのビデオ撮影。
普通ならちょっと腰が引けてしまうようなシチュエーションですが、
生徒たちにとって、見られる恥ずかしさなんて二の次、三の次。
それよりも、ミスができない本番の緊張に打ち勝ち、
集中が持続するうちにいかに練習の成果を出し切るか、
そのことに全力を注ぎます。
シーンによって場所を変え、交代でそれぞれのパートを撮影。
先生の「OK、良しとしましょう!」の一声をもらった生徒から、
思わずほーっと安堵のため息が出ます。
複数の生徒が連続して話をするシーンでは、
前の人がうまく行っても、自分がとちったら始めから撮り直し!
このプレッシャーは並大抵のものではなく、
緊張のあまりNGが連発する場面も。
でも、みんなが「大丈夫、大丈夫!」と声をかけ合い、
お互いの発音やイントネーションを確認しながら、気持ちを盛り上げていけるのも、
チームプレイのいいところです。
一足先に撮影が終わって、すっかりリラックスモードの人たち。
通り雨がきて一時中断したり、
順調に撮影中、芝刈り(電動)のお兄さんが来たり、飛行機が飛んできたり・・・。
いろいろな騒音?とハプニングに見舞われながらも、
1テイクごとに持てる全ての英語力を出し切って、
無事撮影は終了しました。
「カメラの前で、短いスピーチを話す」
40点のクオリティで出せばよいのなら、
正直そんなに難しいことではないかもしれません。
でも、内容・文法・発音・抑揚・スピード・表情、
全てを意識して、100点のクオリティで出そうとしたら、
そこにはかなりの集中力が要求されます。
それに、たとえ100点に近いスピーチができても、
それが50回に1回しか出なければ、
その力はいざというとき当てになりません。
今回のfilmingのようなアクティビティは、
自分のスピーチを100点に近づけ、
しかもそのクオリティがコンスタントに出せるようになる、
そのためのステップなのです。
大変なプレゼンテーションを終え、またひとつ成長した生徒たち。
来週からも、さらなる飛躍を期待しています。
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