合掌は日常の基本
12日(木)晴れ後雨。脱原発の流れが一気に進むのか、それとも再び原発回帰となるのか、今後の運動次第の様相になってきた。自民党は管批判に熱中し、自分たちの進めた誤りを反省しようともしない。しかし、自民党内にも良識派はいる。河野太郎氏だ。
彼は吉田茂の天敵だった河野一郎を祖父に持ち、父は元・衆院議長河野洋平氏だ。従軍慰安婦問題で謝罪したことで右翼から売国奴と罵倒されている。太郎は父と違い、憲法9条改正や在日外国人への選挙権に反対するなど、私とは意見が違うが、原発では一致する。
彼は以前から原発の推進に異議を唱えてきた。自称「反核燃料リサイクル派」だと。その主張には説得力がある。先日、自由報道協会主催の会見の様子を紹介する。「日本の原子力は全体が利権になっている。電力会社はとにかく地域独占を崩されたくない。
へき地教育に燃える教頭先生と
送電と発電の一体化を維持したい。それを守ってくれる経産省の意向を汲む、天下りをどんどん受け入れる。原子力、核、放射能と名前の公益法人、独立行政法人は山ほどある。そこにお金を上手く回して天下りさせる。電力会社も広告宣伝費で協力金をばら撒いた。
自民党も献金を受けパーテイ券を買ってもらう。民主党は電力会社の労働組合に票を集めてもらう。(公明党の母体である創価)学会も電力会社から研究開発費をもらい、就職先を用意してもらってきた。マスコミは広告宣伝費をもらって、原子力政策批判はしない」
ここまで明快に語れる自民党員は他にいるだろうか。氏はさらに「自民党はこれまで原子力推進を捻じ曲げてきた責任がある。自民党がやってきたおかしなところ、保安院が経産省の下にあるなど考えられない。自治体へのバラマキもおかしい。間違いだった」
通学途中のラオス中学生と
河野太郎はこうも言う。「北朝鮮がプルトニウムを50キロ持っていると大騒ぎしているが、日本が保有しているプルトニウムは40トンを超える。これをどうするのか。高速道職炉は動かない、六ヶ所村で再処理施設を稼働させ、プルトニウムを取り出す意味は?」
「核のゴミをどう処分するのか日本では決まっていない。これほど地震の多い日本で、地震がない、火山がない、地下水に影響を与えないところを探せるのか。プルトニウムをプルサーマルで燃やすというが、そのためにこれから何10兆円もかけるのか?」
「福島の事故の後は政治の意思として、新規立地はやらない、危険な原発は止める。安全性の再確認はきちんとやる。これが必要だ。新規立地をやらなければ、原発の耐用年数は40年のため、2050年には全ての原子炉が廃炉になる。マスコミは広告宣伝費で心まで売るのか」社民党や共産党でさえここまで言い切れるだろうか。
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