マレーシアに来てからアッという間に５年
今月の２８日までにＭＭＳＨＰビザの更新をしなければなりません。
そんな訳で昨日更新の申請をすることにしました。
まずは健康診断
アンコップ・モールの３階にあるクリニックが手際が良くて早いと京都のＦさんに聞いていたので行ってみました。
健康診断の内容は採血と胸と背中の聴診、問診などなど。
受付から１０分ぐらいで済んでしまいました。
料金は一人ＲＭ８０
その後
その健康診断の書類と必要書類を持ってＰＷＴＣのイミグレーションへ。
イミグレーションではIM５５の用紙を渡されるので必要事項を記入して・・・・・
さあ、すんなり行くかなあとチト心配に。
ところでＭＭＳＨＰビザ取得の条件の定期預金
我が家では観光省から事前の承認を得て一部下ろしています。
これについて銀行からいただいた書類の一番上の日付けが。
これは定期から一部下ろす手続きをした日の日付です。
「この日付これじゃダメだ。今日の日付じゃないとダメだ」
何とイミグレーションの、家内によれば日本の俳優の照英とかに似ているという若いマレー系の職員が言いました。
「ええっ？、ここの２３階の観光省じゃこれでいいと言われたんだけど」っと家内
「観光省が何と言おうと、こっちがメインなんだからこっちがダメと言ったらだめなんだ。銀行に行って今日の日付にしてもらって来い」
照英は不機嫌そうに言いました。
「それは銀行もできないはずよ」
「いいから銀行に行って来い」
「あれは勉強不足よ。まったく」
（こんなことを言ってはいけませんが本当にそう思いました）
しかたがないので、エレベーターに乗ってＰＷＴＣのグランド階にあるＣＩＭＢ銀行のＰＷＴＣ支店へ。
「この日付を変えることはできません。そんなことをしたら私がこの書類を作るのを間違えたということになる。イミグレーションで何でそんなことを言うのか訳が分からないよ」
このＰＷＴＣ支店には全行員の顔写真が掲示してありましたが、その一覧の一番上に写真が貼ってあるから多分偉いと思われる行員が言いました。
「私もそう思うんだけど、私は外国人、貴方が分からないもの私にはもっと分かりません」
「ははは、そうだな。よし、それじゃイミグレーションに電話してやる」
ところがその電話のやりとりが長くて長くて、、、どうも２３階にある観光省にも電話で確認してくれたようなのですが・・・結局ＰＷＴＣ支店に１時間半も居ることになりました。
「観光省に行って直接相談したほうが早いよ」
私は何となくそんなな気がしたので家内に言いました。
「そうだね」
ということで時間も４時４０分
今日はもうイミグレーションでの手続きは無理は諦めて、観光省に行きたまたま受付にいた「丸いおねいさん」に相談しました。
「あら、そう困ったわね」とか何とか言って、イミグレーションに電話、何やら長々と話し始めました。
ときどき笑ったりして、、、世間話でもしてるのかなと、ため息が・・
時計を見れば時間は５時
「同じような仕事をやっているところでも言うことがまったく違うんだもんねえ。マレーシアだねえ」
「マレーシアはいい加減だけどなんとかなるから、そこがいいとこなのよ。日本だとダメなものは絶対駄目だものねえ」
それもそうだ。
まあいい方に考えるようにしました。
「明日イミグレーションに行って、イミグレーションのボスがＯＫと言ったらＯＫということにしてもらったわ。明日行ってみてダメと言われたらまたここに来て」
電話を置いた「丸いおねいさん」が言いました。
一日目はそれで終わりです。
２日目
１０時半ごろイミグレーションに行くと先客は一組だけ。
しかし私たちが入ってからすぐドドドッと客が入ってきました。
「あら、私たち早く来て良かったわね」
「そうだね、あんたが早起きしたお陰だよ」
「まあね」
皮肉なんですけど。
イミグレーションのカウンターには「細いおねいさん」が一人・・・・
他の職員は奥の部屋で何事かやってるようでした。
ここでチラッと昨日の勉強不足の照英さんよりこの「細いおねいさん」に手続きしてもらったほうがいいなっと思いましたんですが、、、、
「昨日来たんだけど、若い男の人で・・・」ととと、家内が言ってしまいました。
そしたらその「細いおねいさん」、手を腹の前で広げて「太った男か？」というポーズ
「そうそう」
あちゃー、なんでまた照英なんだよ！
「細いおねいさん」はとても親切で奥の部屋に照英を呼びに行きました。
あ～あ、今日もダメかもしれない。
しょうがないので、努めて笑顔で、昨日出した申請書類をまた照英の前に差し出しました。
「なんだ、この日付変わってないじゃないか」
「銀行ではこの日付は変えられないと言ってます」
「それじゃ銀行を変えてまた来い」
「それには日にちがかかるから私達はそんなことは出来ません。 昨日観光省に行ったら、ここのボスがＯＫと言ったらＯＫと言っていたから、この書類をボスに見せて聞いてみてください」
流石普段温厚な家内も、少し顔が不機嫌そうです。
すると照英
しょうがねえなという感じで奥の部屋に消えていきました。
後ろ姿をジッと見ていたら今入った部屋からすぐ出てきてしまいました。
なな、なんだよ、、どうしたんだよ。
見ると長いカウンターの一番端っこに座って何かやっていたオジサンに手にしていた書類を渡して何やら話しています。
何だよ、自分のボスの後ろを歩いて行ってボスに気がつかなかったのか。
毛が薄い頭に気づけよ！
チラチラとボスの様子を見ると何やら難しい顔で・・・
ああ・・ボスの頭は光っているけど見通しは暗いなあと・・・・・・
しばらくして戻った照英
黙って座って他の書類に目を通します。
「どうだったのよ？」
「あん？ ＯＫだ」
ここ、このー、ＯＫならＯＫですぐ言ってくれたっていいだろう！
団塊の怒りのふん煙！ どうだ！
半年ぶりくらいの水タバコです。
今月で５９歳 やっぱり年齢を感じます。
というわけでちょっと腹立たしいですが、無事受理してもらいました。
「９日、月曜日またここに来い」ということで９日に更新完了です。
終わり
