田植えを待つ新潟平野
1日(日)雨。今日はメーデー、労連系の集会に参加の予定だったが、雨のために見送った。中央メーデーの挨拶で共産党の志位委員長は原発からの撤退を決断し、原発ゼロにする期限を決めたプログラムの策定を強く求めたという。全面的に賛成である。
大阪の橋下知事は8日の関西広域連合の会議で原発の新規建設の断念と既存原発の運転延長を止める計画作りを提案するという。今朝のテレビ番組でも明言していたから本気のようだ。こればかりは彼を支持する。ソフトバンク孫社長の発想に共鳴したからだとも。
政府がその国策の転換を決断することが最も確実で早いが、現在の原発の設置や運転開始に自治体の首長の同意が必要との仕組みになっているから、大阪という巨大自治体の首長が新規原発を認めないとなれば影響は大きい。他県への広がりを期待したい。
山に咲くこぶし
橋下発言で同意できることがもう一つあった。管首相がリーダーシップを発揮しにくい日本の議院内閣制という政治のシステムをあげたこと。国民から選ばれた国会議員がそれぞれ勝手なことを言い、国難でも一致して行動できないのは首相が公選でないからだと。
それはともかく、システムや日本人の生活のあり方を見直す議論が行われるようになったことはいいことだ。先日地球を衛星写真で撮った映像が流され、世界中で日本が一番明るいとの解説がついた。実際海外で暮らした経験のある人ならわかることである。
例えば地下鉄の駅、夜の街、ショッピングモールの照明も無駄なほどに明るい。文化の違いもあるが、日本の様々な看板やネオンも街の美観を壊し、地震や台風などの際は凶器にもなりうる危険さえある。看板の乱立は日本の影響を受けた台湾、韓国も同様である。
少なくともネオンの制限はあってしかるべきだ。危険と言えば、議論になった自販機は電気の無駄遣いばかりか、美観上も危険性もある。コンビニがこれほど発達している国は世界中にないのだから、自販機などなくても困らない。まして学校の自販機には呆れる。
コンビニと言えば、草分けはセブンイレブンだと思うが、7時から11時までの意味だったのにいつの間にか24時間営業になり、それがスーパーや他の業種にも拡大した。それが若者を夜の街に引き出し、夜型人間を生んだ。テレビも深夜放送が当たり前になった。
こうしたことを法で規制せよとまでは言わないが、生活を見直そうというのは、こうした生活スタイルも含めてのことだと私は理解している。海外で生活してみて感ずるのは、日本人が電気、水に対してあまりにも無頓着すぎるということである。
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